東松島市の社会福祉施設「花いちもんめ」へ打ち合わせへ行ってきました。
この地域は特に被害が大きく、駅からの道すがら、海の方向すらわからないような遠い田んぼの中、流され着いた船、洗濯機、浴槽などがその力の壮絶さを物語っていました。
このような状況の中、震災のおよそ1週間後から通常の業務を開始した花いちもんめ。
業務は通常に戻っても、今までは当たり前であった「笑う」「歌う」「喜ぶ」ことなどに対し、
利用者であるご高齢の方々は「こんなときは喪に服すべきだ」と消極的になってしまうことが多いそうです。
それゆえ、当たり前の日常を取り戻すきっかけとしてあるくとの出前を希望されました。
デイサービスでは食事、入浴の他、ほぼ毎日レクリエーションが行われます。
それは歌うことであったり、身体を動かすことであったり、お話をすることであったり。
ひとを構成するからだとココロ。
からだに栄養がいるように、ココロにも文化という栄養がいることを改めて感じた1日でした。
橋本 沙織
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