2011年11月30日水曜日

「寂しくなるなぁ」と一言。

11月28日、いよいよえだみつを出発する。
出発前の朝、お世話になった商店街を散歩する。
肉屋の片岡さんが焼き鳥を焼いていた。
またまた、ごちそうになりながら話をする。
「寂しくなるなぁ」と一言。
その言葉が仙台に帰った今も頭の中に響いている。

アイアンシアターに戻り、帰り支度をし
今回のフェスティバルで集めて下さった支援金を受け取る。
子ども達が募金箱を持って歩き回った話を聞いているので
その重みを肌で実感する。
ただの紙や数字では無い。

そんな中、肉屋の片岡さんがアイアンシアターに来た。
会えなくなると思って、来てくれたらしい。
こんな温かい人が住む街、劇場と街が1つになのだ。
帰る片岡さんを見送ると
足を悪くしているのか、ゆっくりとゆっくりと歩いていた。
そんな後ろ姿が忘れられない。

帰りの道中は、逆立ちでは無く
人文字を作りながら帰った。
途中から、えだみつメンバーからもツイッター上で参加し
遠く離れていても繋がっている実感がした。
これが始まりである。
これからもよろしくお願いします。


千田優太

2011年11月28日月曜日

えだみつ楽日。

11月27日 枝光公演楽日。

この日に書かせてもらえるなんてなんだか嬉しいやら荷が重いやら・・・・・。
明日帰るんだね。

今日の打ち上げはワークショップ参加してくださったみなさん数人とチームすんぷちょのみんな
そしてアイアンシアターのみんな!
珍しく打ち上げ後半、私はお茶を飲みみんなの話を聞いたり自分も話したりな感じ。
チビちゃん達もいてなんだかとってもあったかい打ち上げだったなぁー。


ああー明日帰るんだね。


このブログって何人の人が見てるの??

顔も見えないのにいろいろ書くのはなんだか怖いけどいろいろ正直に書いてみますね。

最終日なのでなんだか今日の振り返りというよりは
ここに来ての振り返り、になりますよ。

でも、とりあえず今日の公演について。
ワークショップ参加の皆さんとの作品MAEK。
自由にソデから舞台に出て踊る自由ダンスの際
みんなが自主的に『いつ出よう!』とソデで目をキラキラさせながら
タイミングを計って舞台に目を向けてる姿がたまらなかった。
みんなが「踊りたい!」と体から発していたエネルギーがガンガン伝わってきて私もそれにつられるように踊った。

みかさ太郎優太私の作品Midorigo。

今日のMidorigoは凄かった。
お客さんの中にアイアンシアターに初めてきた地元の小学生3人の男子達!!
ダンス公演見たの初めてだったのかなー?
彼らが異常に作品の中の私のキャラクターにハマッてしまったようで大笑いでケラケラ楽しんでくれていた。

彼らが純粋に舞台に引き込まれているのが舞台に立つ私に伝わってきたので
私は踊ってる最中に彼らと、舞台と客席とでコミュニケーションをとってみようと企んだ。

ケラケラ笑う彼ら
わたしはもっともっと踊って
照明のアキちゃんも私と空間を煽り
音響の本儀さんも音で煽る!!!!!!!!!

小学生男子はもう笑う笑う。

『ふふふっ・・・もっと笑いたいだろ?』

てところでザクッ!と一気に踊りの質感を変えたところ
彼らはそれを受け取り一気に笑うのを止めてまたさらに私が踊る様に食い込んできたのがバシバシツ伝わってきた。

気持ちよかったなぁ〜。

終演後、ホワイエに出ていくとその3人は真っ先に私のところにきて
『めちゃくちゃおもしろかったわぁ〜』と言ってくれた。

君らも面白かったぜい!!!!!!


・・・・・・あら、わお、もうこんな時間。

そろそろこれまとめて寝ないと明日は朝から運転だ!!


うむ。


1週間ここにいて
私は自分のためにばかり生きてるなと、なんだか恥ずかしかったり悔しくなった。
いや、人が嫌いなわけでもないし、楽しいことを共有したいし、必要とされたら嬉しい。
やってきたつもりだったけど、もっといろいろな人となにかができる!!と思った。

ここにいる間"隣にいる人を大切にする"ということを何度か聞いたのだけど
それによって自分が救われたり、教えられることがあって
助け、助けられて、話して、聞いて、笑って泣いて、一緒にご飯食べて寝て・・生きる。

忘れてはいけない大切なことをもう一度思い出せた。

もっとたくさんの人に会って一緒に踊りたい、見せたい!!


私はこれからどこに進んで行くのかな。
少しづつ見つけて、でもザックザック進んでいきたいなー。

さーて寝るか。
目の前ではみかささんと本儀先生がハードな話をしてまーす。

明日仙台に向かいます。

渋谷裕子

ミラノつれづれ_8 がんばるニッポン

北イタリア日本人会は毎年11月の最終日曜日に「ラ・フェスタ」という日本文化を紹介するイベントを開催します。
会場のミラノ日本人学校には、さまざまな国籍のたくさんの人が集まり、歩くのが大変なほど混雑していました。ひー。
会場が小中学校なのでほんとに文化祭みたいです。もちろん食べものを売る模擬店には長蛇の列が。
人気だったのはソース焼きそばと豚まん、寿司ですが、私は豚汁とのり餅を選びました。












餅つき、書道、茶道、空手、着付けなど定番の日本文化紹介コーナーに混ざって、今年は東北大震災の記録写真展がありました。











これは北イタリア日本人会の方がNPO法人20世紀アーカイブ仙台の「市民が撮った3.11震災記録」のことを知り、この機会に展示させてほしいとお願いしたのだそうです。
(東松島市の老人福祉施設「花いちもんめ」へ一緒に出前に行った20世紀アーカイブ仙台さんのことをミラノで聞くというのも不思議なご縁ですね)
市民の視線でとらえた写真には、声高には報道されないささやかな真実たちが写っています。

イタリアも古来から地震、津波、噴火、洪水など災害の多い土地ですし、共感するところは多いようですね。
写真を見た多くの人が東北の人へ宛てたメッセージを寄せていました。
生徒会の募金活動報告を見て、あらためて有り難いことだなあと胸が熱くなりました。


東北の子も、ミラノの子も、どうかどうかみんなすこやかに育ちますように、と
願わずにはいられない秋の一日でありました。


伊藤みや

2011年11月26日土曜日

いよいよ明日は本番!

招聘で伺っている枝光アイアンシアター。
早いもんでいよいよ明日は本番です。


今日も北九州の方々と沢山ふれあいました。
午前中はアイアンシアターのスタッフ沖ちゃんとイマタカちゃんと制作面の打ち合わせをし、必要なものの買い出しにいきました。


本日も2コマ行ったWSでは、また新しい出会いがあって、毎日毎日"トモダチ"が増えていくのが進学したての学校みたいで、季節は冬なのに心地よいぽかぽかな気分です。


ご飯を食べた後、商店街へカメラとチラシを持って繰り出し、公演のお知らせをしながら『逆立ち行脚枝光商店街バージョン』を敢行。
その時のユニフォームはなんと枝光本町商店街青年部ジャンパー!!!
商店街のまとめ役三木さんにお願いして快く貸していただきました。

行脚の時には相談したすべてのおとうさんお母さんが店先での逆立ちを快諾してくれて、いろんな話をしてくれて、仲良しになった肉やのおっちゃんが道端でやってる小さな屋台で話している時には『早く戻って練習しろ!このオヤジと焼き鳥食っててもうまくなんないぞ〜』なんて冗談をいってくれる方もいて。

私たちが枝光にきて、まだたった数日。
だけど、枝光の人々と私たちの、この密着した距離感。

WSにきてくれてる小2の"わか"と"あいあい"は、学校が終わってアイアンシアターにくると、『あきー!あれ?あきは—?』って2階で休んでるアタシを探す声。


アツすぎてあったかすぎて。もう、泣きそうです。


でもまだ涙はこらえ、本番にむけて今夜はお酒も量を加減しながら小道具などの本番準備中です。


すんぷちょ照明担当
高橋亜希

2011年11月25日金曜日

自主練

今日は10-BOXにて、先月開催されたウォーキングアルクトStreet_01の参加者有志によって自主練をしてきました!
あの時の出会いや発見の歩みを止めてはならぬ、歩み続けたい、そんな想いで実現したものです。
内容は様々な『ゲーム』や記憶に残っている出会いのシーンをクリエイションする『記憶の再生』。
一ヶ月前のことを思い出しつつ、ムクムクと感覚を取り戻しながらの2時間半でした。
今後も定期的に自主練を企画していきます。ホームページやメルマガなどでも告知していければと思っています。前回の参加者はもちろん、参加したかったけどできなかったぁ〜!なんて人もどうぞ自主練にご参加ください!

原西忠佑

えだみつで初めて震災を実感する。

えだみつ4日目。
初めての皿倉山。
奇跡的な晴天で倒立なんかやってみる。
新日本三大夜景の景色は忘れられない。

本番2日前のワークショップは
強引な感じに作品作りになってるけど
参加者の皆さんは容易についてくる。
えだみつの皆さんのパワーに毎日びっくりさせられる。

今、アイアンシアターの皆さんに
夕食をごちそうになりながら
熱い話を酌み交わしている。
仙台人にとっての大震災。
えだみつ人にとっての大震災。
お互いの体験や思いを語り合う。

こんなにも離れた土地に生活しているはずなのに
こんなにも東北人の気持ちを感じてくれている人は
今までいなかったかもしれない。

北九州に来て、人と出会って
はじめてこの震災を実感した気がした。
外に出てみて、改めて思い知らされる震災がある。

えだみつに来て下さい。
ただ、それだけです。


千田優太

2011年11月24日木曜日

ミラノつれづれ_7 カラフル

お世話になっているエルフォ=プッチーニ劇場のみなさんはただいま「冬物語」旅公演に出ていますので、
よその劇場のことをちょっと書きます。




まずは、音響+映像+照明+身体の即興表現をテーマにした"FESTIVAL PULSI 2011" をのぞいてみました。
TAKLAというインプロ集団が市北部郊外の展示場みたいなところに拠点を置いて、自分たちの活動のほか、
一年を2期に分けてアーティスト・イン・レジデンスのプログラムを展開しています。
会場は卸町サンフェスタとか仙台港アクセルぐらいの距離感でしょうか。遠かった。

4組のプレゼンテーションはまだ発展途上な印象もありましたが、お客さんは温かい拍手を送っていました。
実験的な表現というと若者だけかと思いきや、客席にはご年配の方がかなりいました。


続きまして、市地下鉄南端の駅に近いリンギエラ劇場。




この劇場は、世間の常識や偏見とたたかう風情の、かなりインディペンデントな小屋です。
以前、市当局に営業中止を勧告されたとか何とか。
「人間の多様性」というこの作品は、LGBTに対する偏見を逆手にとって笑い飛ばす爽快なものでした。
(ご本人たちには実際深刻な問題でしょうけれども)


さて、最後はスカラ座博物館です。





チケットがいつも売り切れで、私はまだ劇場本体には行ったことがありませんが、併設する博物館から劇場内部をちら見できます。
いやはや豪奢とはあのような様を形容するのでしょうねえ。あいにく写真撮影厳禁なので画像なしです。

見学していると、解説員が来ていろいろ案内してくださいました。
このおじさんはボランティアで解説員をやっているのですが、スカラ座への愛情が半端なく、話がなかなか終わりません(笑)
「私はね誰それの演奏をみたことがあるんだよここで」と実際の経験談に基づく血肉の通ったお話しは力があるなあと思いました。


とまあこのように、このまちでは劇場ごとに個性があり、カラーがはっきりしているのだなということがよくわかりました。
言わずもがなですが、拠点があるっていいなあというオチで。


演出者 伊藤みや

えだみつ3日目!!!

11月23日勤労感謝の日

今朝起きると道路が濡れておりました。

はいっ!!!!!!!!!!!
枝光滞在3日目!!!!!!!

今はビールを片手に書いておりまっす。
(ワークショップを受けてくださるみどりさんからの差し入れ北海道限定サッポロCLASSIC!!大好き!!ありがとうございます!!)

午前中は音響照明の仕込み&すんぷちょサロン。
すんぷちょサロンにて朝早くから熱いお話しを地元の方々と。

お昼はみんなでアイアンシアターご近所の喫茶店がりばーにて山盛りのもやしとポークの生姜焼き。
おいしかったぁ〜。

午後はワークショップ2本!!
1回目のワークショップをやってる最中に小学生3人登場!!
いつも学校帰りに遊びに来るらしい、いいねぇ〜。
びっくりしたのは来て早々に舞台上で踊っていた私たち&ワークショップ受講のみなさんのことを
客席にどっかりと座り『あ、あの人、面白いね』という会話が耳に・・・
わお〜見てるねぇ〜たまらん!!!!
小学生達は数分見たのちワークショップに参加イエイッ!

みんながとにかく踊る!!どんどん踊る!!!
がんがん踊る!!!ゆるっと踊る!!!
ふわっとくるっと・・・・
わぁ〜枝光の人達と私たち踊ってる!!!
そう思いながら一緒に私も踊る踊る!!

体の形をどんどん好きなように変えてケラケラ笑いながら
みんなで声を掛け合いながら全力で体でエネルギーを浴びせあいながら受け合いながら。
ガンガン裏切ってくれるみんな、もちろん良い意味で!!

ワークショップを受けてくれた地元のみなさんだけではなく
仙台から来た私たちもなんだか『あれ・・?』て思うくらい変えられてるかも!!

今日で3日目
毎日、楽しい、て、幸せ、だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

渋谷裕子

2011年11月22日火曜日

えだみつの町と人と

11/22
えだみつに来て二日目。
朝から、公演日のあるくとサロン(11/26)とえだトーク(11/27)の打ち合わせ。えだフェスの芸術監督、市原さんが「東北の人と九州の人が出会って話せる場に」と言うのに、胸が熱くなる。
10時からはアイアンシアターのレジデンスカンパニーのこされ劇場の「枝光本町商店街」を全員で観る。劇場を出て、商店街を2時間歩きながら、街の人達の話を聞くという作品。
優しい和菓子やのおかあさん。八百屋のバナナの叩き売り。肉やのおとうさん。花屋のおばちゃん。洋品店のおとうさん。
最後には町からいなくなってしまった人のことにまで思いが飛んで、ジーンとしてしまった。
ワークショップも始まった。今日は1コマ目、4人。2コマ目7人の参加。
参加者のみなさんがあたたかい!すぐ仲良くなれる。おもしろがっていろいろやってくれる。
作品をおもしろく!というプレッシャーも感じて、さあ、これからが勝負です!

千田みかさ

2011年11月21日月曜日

無事枝光に到着

ARC>T招聘部第2弾。北九州枝光アイアンシアターでの、即興パフォーマンス集団すんぷちょ『midorigo/maek』公演


一部メンバーを除く車移動組5名は、20日の夜21:00過ぎに仙台を出発し、本日17:00過ぎに無事北九州枝光アイアンシアターに到着しました。
別移動のメンツとも合流し、本日は荷下ろしと軽い打ち合わせまでで作業を終了しました。

1600キロほど高速道路南下の旅。車中は交代制ドライバー3名が各々好きな音楽を流しながら、雨降りの朝、雲に隠れる前の朝陽をみたり、時々海が見えたり、休憩でSAやPAに停まる度に遂行してきた『倒立』を写真に撮り、音響担当がツイートする度に全国各地の皆さんから励ましや応援の声が届き、本当にたくさんの元気をいただきました。


24時間を予定していた旅は、目立った渋滞もなく、予定より数時間まいてゴール。

到着しとりあえず私物を持って小屋入りすると、今回の招聘の話を下さった、枝光アイアンシアター芸術監督の市原さんの粋な演出。

ゴールといえば…あの名曲
♪『サライ』が!!!!


思わず持っている荷物を放り出し踊り始め熱唱する一行。


長時間ドライブの疲れが一気にふっ飛び、胸がアツくなった瞬間でした!!

これから一週間、この枝光商店街でアイアンシアターで練り上げられることとなります。
midorigoは震災後せんだい演劇工房10-BOXの再開第一本目に幕を上げた作品でもあります。

私個人としても照明の現場の再開作品でした。

場所と構成が変わり、改めて産まれ直した本作品。

合わせて参加者のかたと一緒につくるmaek。
いろんなことがこのアイアンシアターの舞台上で明日からめまぐるしく繰り広げられ、鮮やかに活きることでしょう。

スタッフとしてメンバーの一員できている身ですが、純粋に楽しみで仕方ありません。

すんぷちょ『midorigo/maek』照明担当
高橋亜希

文化庁派遣事業(多夢多夢舎にて)

11月19日。
多夢多夢舎での文化庁派遣事業2回目の様子です。(写真:千田優太さん撮影)

1回目事業(11/5)の "絵具あそび" でできた色紙の層。
その層をビリビリ裂いたり剥がしたり。
「きれいだなー」と感じる色を探しだして、ダンボールにペタペタ貼りました。

チビッコ達も多夢多夢舎の友人達も
それぞれの遊びのペースで "ビリビリペタペタ" を楽しみました。


ボンドを足に塗り、その足に色を貼る子。
色の層を丸めて「ボンド玉(創ったチビッコが命名)」を創る子。

大きな人達の想定なんて簡単に飛越え遊ぶ、小さな人達に脱帽。
きみたちはスゴイ!!


次回、どんな秘密基地ができるか。
楽しみです。


大沢佐智子

2011年11月16日水曜日

多夢多夢ダンスのじかん

11/16
多夢多夢ダンスのじかんに行って来ました。
今日は参加者が少なくて、7名。仙台駅コンコースで販売のお仕事、製品の配達などで外へ行っている方や風邪などでお休みの方がいらしたとのことでした。
あるくとからも私だけだったので、活動の写真が撮れませんでした。すみません!
今日は、「ミラー」や「スローの戦い」「犯人は誰だ」などを行ったのですが、いつも静かな郁美さんが積極的で、新しい面を発見しました。
一方、突然泣き出した方もいました。「みかささん、先週休んで心配したの。」と言うので、風邪をひいて休んで申し訳なかった、と思ったのですが、それにしても興奮してしまっているな、と思いました。「死んだらどうしよう」「お母さん死んだら、一人になっちゃう」などと言っていたのです。不安の強さを感じました。
当たり前の安心を取り戻すのには、まだ時間がかかるのだと思いました。

帰りに仙台駅コンコースでの多夢多夢舎販売を見て来ました。利用者さんたちはいないのですが、24日まで指導員さんたちが販売に立つそうです。駅二階の改札口前です。みなさんが作った製品が買えますので、お立ち寄りください。

千田みかさ

2011年11月14日月曜日

11/12 しおかぜ出前

恒例の「ダンスを楽しもう」。楽しみにしているメンバーの1人はメニューをばっちり覚えていて、「次は○○やりたい」と自分から発言が出てきます。
「イエイ」から始まり、「ぐーぐーぐーのぱーぱーぱー」「椅子取り」「お茶を飲みに」「選んで選んでミュージック」「ひこうき」と和やかに進んでいきました。
ダンスユニットのももいろゴリラさんも参加して、自由度の高い時間でした。

次回は11/19(土)です。
ぜひ興味のある方、一度足を運んでみませんか??



タムラミキ

11/11多夢多夢舎「美術のじかん」

今月からは、まめちゃんが担当してくれることになりました。
今日のポイントは「マスキングテープ」。ツルツルの紙にカラフルな色のマスキングテープを貼り、その上から自由な画材(水彩、マジック、クレヨン等々)を使って色を塗ります。
塗り終わった感じもステキなのですが、テープを剥がしてみるとまた違った表情になって面白い!

あ、そうそう今回からテーブルの配置も変えて「創作は個人活動」になりました。
それぞれの好みがでて、いい感じですよ。

2011年11月13日日曜日

ミラノつれづれ_6 せちがらい

「知り合いが書き下ろしの芝居をやるから観に行こう」と友人に誘われ、郊外の劇場に出かけました。
仙台で例えると、南中山あたりの感じでしょうかねえ。夜、公共交通機関では行きづらいイメージで。



到着してみると、これまで観た小屋とは違い、公民館とか市民センターみたいな雰囲気でした。めずらしく入場無料。
200席ほどの会場に100人くらいのお客さんがいました。

タイトルは「ねずみたち」。
3人のホームレスの話をリーディングと芝居の中間みたいな形式で上演しました。
登場人物は失職していやいや浮浪者になる男、浮浪者になることを選んだ男など、三者三様の事情を抱えています。
経済危機にあるイタリアの一面、日本と似てるなあと思いました。



終演後、観客との質疑応答が行われました。(写真左=演出・出演のエンツォさん)



ベルルスコーニが文化予算を削減したため、助成金が大幅に減り、通常5〜6公演行うはずのこの劇団は今期2公演しかできなくなりました。
今日の公演もこの地区の文化評議会の協力で会場を無料提供してもらったそうです。
今後の公演のパスを購入する形で観客に支援を呼びかけたところ、申し込みが殺到していました。


いろいろと身につまされる夜でした。
こちらの演劇人がどうやって食っているのか、調べてみたいと思います。


演出者 伊藤みや