2012年2月29日水曜日

多夢多夢舎「ダンスのじかん」

2月29日
私、千田みかさとタムラミキで多夢多夢ダンスのじかん、行って来ました。
参加者、11名。今日ひさしぶりの参加のTさん。もしかして私のこと忘れたかも?と思いましたが、手を差し出すと握ってくれるし、ニコニコ笑うし、大丈夫でした。
今日はいつもの挨拶「イエイ」ではなく、一人一人お名前を呼びました。先日行った花いちもんめでの「歌って踊る花いちもんめ」プログラムで一人一人のお名前を呼んでいたのがとてもよかったのです。始まりにみなさんの声を聞くのは大事だなぁと思います。
その後、Dさんが楽器を出したので、急遽楽器でのセッションを始めました。楽器はやらないという人もいたのですが、それぞれのペースで自由に関わってもらいました。個人的にはとても楽しかったので、続けてみようと思っています。
そして、今日はミキちゃんに「演劇的なこと」をお願いしました。私のダンスはもともとちょっと演劇的だと思うのですが、せっかく俳優のミキちゃんが関わっているのだから、違う視点からやってみようと考えたのでした。
ミキちゃんの提案は「樽と枝」。始めは「樽」と言ったら飛び越えて、「枝」と言ったらくぐるという遊びのつもりだったのですが、「樽」では樽を転がして受け渡す「エア転がし」になり、「枝」では腕を伸ばして枝を作る人とくぐる人に別れて動きを楽しむものになりました。
初めてなので、戸惑う人もいましたが、コミュニケーションが生まれていいなあと思いました。
後半は慣れた曲をかけて踊りました。毎回同じように見えて、少しずつ各々の踊り方、ルールが変わって行くのです。前回からJさんはある曲で立ち上がってハグしてくれるようになり、今日もやってくれました。Dさんのまねなのですが、この曲をやりはじめて半年以上たってからのまねです。半年は何もやっていないように見えていましたが、自分の中で少しずつ育てていたのかもしれません。
今日は、音楽、演劇、ダンスが混じりあった活動になりました。いろいろなジャンルのアーティストに来てもらいたいと思っています。もっとできそうな気がします。

千田みかさ

2012年2月27日月曜日

歌って踊る花いちもんめ実施

今日はDPK第二弾「歌って踊る花いちもんめ」のプログラムを実施してきました。
始めから和やかな雰囲気で、入場から365歩のマーチの伴奏に合わせて歌を口ずさむ方もいらっしゃいました。
全体的に職員とも利用者とも一体感があって、とても好評でした。

歌や体操、そしてゲストボーカルに千葉施設長と内海さん!

「青い山脈」なので、自転車で登場して欲しいとは伝えましたが、服装は指定してないですよ。

ラストは、上島さんの朗読+早春賦(Vo.高橋さん、 Piano.相澤さん)に合わせて渋谷さんが踊りました。
色とりどりの布が舞う様子に、キレイねとの声も上がりました。

そして、なんとアンコールの声が!アンコールは「ふるさと」。
なんだかじんときてしまった、そんな時間でした。


あるくと事務局 ミキ

2012年2月23日木曜日

《世界劇場会議 国際フォーラム2012》を聴講してきました

2月11日(土祝)。
愛知芸術文化センター12F アートスペース。
《世界劇場会議 国際フォーラム2012》を聴講してきました。
http://www.itc-nagoya.com/forum/2012/program.htm


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【Session 2】「劇場文化」の見えない被災と復興のプロセス
「建築、劇場、活動を被災地の視点から読み解く」
未曾有の大震災によって劇場も甚大な被害を受けながら、少しずつ復旧の過程を歩みつつある。
表面的には見えにくい劇場文化の被災を振り返りながら、建築、劇場、活動の視点からそのプロセスと様々な課題を捉える。
「文化被災」の観点から震災直後から被災地のフィールドワークを重ねる建築評論家・五十嵐氏、
震災後早期に再開した仙南芸術文化センター所長・水戸氏、
ARC>Tから鈴木氏が講師として、人が集まる場としての「劇場の役割」をあらためて捉え直します。
◆講師
 五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科教授)
 水戸雅彦(仙南芸術文化センターえずこホール所長)
 鈴木 拓(Art Revival Connection TOHOKU事務局長)
■コーディネーター:坂口大洋(仙台高等専門学校建築デザイン学科准教授)


【Session 4】「公共劇場のゆくえ」
各セッションのコーディネーターを中心としてそれぞれに議論されたことを横断的に話し合い、公共劇場の方向性を探る。
特に、劇場法をにらんだ運営のあり方、日本版アーツカウンシルのあり方などを題材に、全員参加で熱い議論を繰り広げる。

◆講師
 衛 紀生(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)
 坂口大洋(仙台高等専門学校建築デザイン学科准教授)
 草加叔也(空間創造研究所代表)
■コーディネーター
 中川幾郎(帝塚山大学大学院法政策研究科教授)

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以下、主に【Session2】の個人的な感想です。

Session2でのテーマは「震災を経て劇場のあり方がどのように変わるのか」。
"生きるに寄り添うアート" "アートを提供する場としての劇場"ということを軸に、
震災を被災地で経験された講師の方々から、とても切実な話が展開された印象を持ちました。


"町に暮らす1割の人(=舞台芸術に興味のある人)が、町の劇場に足を運んでいる"
という公共劇場の実体が全国的にあるようです。

人は誰でもアートに触れたいという根源的な欲求を持ち合わせているだろうに、
何故、劇場にリンクする人は限られているのか。
このことは、いま、日本における公共劇場が抱える課題のひとつのようです。


そんな現状がある一方で、震災時、被災地では劇場が避難場所となり、

・人が集まる場としての機能を発揮した。
・劇場空間(ロビーや楽屋周辺)が瞬間的に集合住宅化した=空間が読み替えられた。
・普段劇場に足を運ばない人たちが、避難場所である劇場にやって来た。(情報収集や生活の為に)
・震災後のアウトリーチ活動の場として機能し、ストレッチ/マッサージ/対話/演劇の無料公演等を実施。それを求めた人がたくさんいた。

など「地域の人たちに開かれた場」として、劇場が存在し、頼りにされたそうです。

震災後、ARC>Tに近い地域の方々からも上記と同じようなニーズの声が上がり、
また、それに応えることをひとつの指針としたARC>Tの活動は、
人が "生きる" に向い合った時、自然にわき起こってきた衝動に即したものだったのだな、と感じました。

アートって、人と人との間に生まれ、人と人とを繋ぐ術なんじゃないかしら。

今回の聴講を通して、
ARC>Tに関わる人や、その人達が集う場 (10-BOX)が、
人の根源的な欲求を満たしてくれる、アートの最先端、発信基地のように私の目には映りました。

まだまだカタチに成りきらないおぼろげなものだけど、
ARC>Tで日々つむがれていることって、
まだ見ぬ「未来の劇場」につながっているように感じます。


大沢佐智子

2012年2月21日火曜日

初DPKプログラムお披露目

DPKとは「出前プログラム研究会」のことです。

今日は、花いちもんめで「タイ民話のハイブリット紙芝居」を実施してきました。
前半はタイ舞踊と演奏。後半は「サルの生きギモ」のハイブリット紙芝居。紙芝居をプロジェクターでスクリーンに映し、役者がワニやサルを演じる。

施設の職員さんにもお手伝いいただき、5名のサルになっていただきました。
利用者さんも大盛り上がり。

最後には、タイの楽器を利用者さんも交えて演奏。とてもいい感じの雰囲気で終わることができました。
振り返りでも好評だったとの声をもらい、またブラッシュアップして次回の実施へ向かうことができそうです!!
楽しみ。


事務局 ミキ

Whiteプロジェクト「White - あの日、白い雪が舞った-」

「被災地の想いを演劇で世界に」を合言葉に仙台の演劇人有志がWhiteプロジェクトを結成
第1回公演 「White  -あの日、白い雪が舞った-」 作/井伏銀太郎 演出/西澤由美子・井伏銀太郎
を上演いたします。
参加団体 劇団ファットブルーム Gin's Bar アクターズ仙台 劇団七色日和 他

あらすじ「この町で、一緒に生きて行こう」
舞台は、震災から3年後のある宮城県の港町の結婚式場の家族控室
津波警報を放送中に、多くの人を助け、津波に流されて、未だ行方不明の娘、内海雪子。
娘の死を受け入れられず、頑なに葬式を拒否してきた父、内海仁だが、3年が経ち
宮城県と山形県の県境の若松寺で古くから伝わる「冥界婚」で娘を供養し
家族、娘の婚約者、友人と共に「娘の思い出話をする」という形の本人不在の結婚式を企画した。
震災後を生きる人々の姿、愛する人を失った悲しみを乗り越えていく姿を描き出す。

【日時】
3月17日(土) 15:00  19:00
3月18日(日) 14:00  18:00
 ※各公演開演20分前開場
【会場】クォータースタジオ[仙台市青葉区五橋2-9-10 アラキビルB1F]
 仙台市地下鉄五橋駅南口徒歩3分 東北学院大学土樋キャンパス南東隣 「お好み焼き 田よし」地下
【チケット】 前売り:¥2,500 当日:¥3,000
[早期予約割引]:¥2,000(2月中の予約に限り) ※1公演 先着25席限定
【出演】
西澤由美子 美砂恵 武藤修平 小松歩美 藤川みちる 己道一 佐藤実香 
中澤淳一 丹野由佳里  井伏銀太郎

※今回企画の趣旨に賛同された、畠山敏デザイン事務所の畠山さんに
立体プレス印刷のチラシを御自身の作品として制作していただきました。

時間によってはもうすぐ満席の回もございますので、お早めにご予約下さい
詳しくは http://www.ginsbar.com/  から
投稿者 井伏銀太郎

2012年2月20日月曜日

2/17 多夢多夢舎「美術のじかん」

2月17日。
多夢多夢舎「美術のじかん」に千田みかささんと高橋彩さんと一緒に行ってきました。

この日参加された所員さんは8名。
いつもお会いする面々に会えない寂しさはあったものの、
1対1の関係を丁寧につむぐことができました。

手を動かしながら、いろんなお話をしましたよ。
対話をしながらその人に向かいあっていると、
ちょっとした仕草からも、今まで気づくことができなかった、その人の新しい世界を発見することができました。

心が緩む、楽しい時間でした。


舞台美術家 大沢佐智子

2012年2月18日土曜日

2/17花いちもんめ打合せ

花いちもんめへ、プログラムの打合せに行ってきました。
話が衣装に及んだら、なんと花いちもんめにある衣装を見せていただくことになりました。使えそうな衣装がたくさん。
チーム女子は釘付けでわくわくしてました。

帰り際には、花いちもんめに送られてきているステキなキルトをいただいてしまいました!ありがとうございます!!

2012年2月17日金曜日

復興教育の浦戸での打ち合わせ

熊谷盛さんがコーディネーターとして進めている
浦戸中学校・浦戸第二小学校での事業の打ち合わせを
今年度、中学校ダンス指導を行う千葉里佳さんと打ち合わせに行ってきました。
今月の27日、29日に実施することになりました。
来年度も継続して行えるよう、つながる内容にしたいです。
まだまだ、傷跡が残る場所ですが
ここで生活する人々はとても暖かく、逆に元気をもらいます。
とてもきれいな島です。
歩きながら、ここで踊ればおもしろいなぁと
いろいろなアイディアが浮かんでくる帰り道でした。


事務局
千田 優太

2012年2月9日木曜日

2月8日 八木山児童館

2月8日(水)八木山児童館にて、子育て倶楽部メイメイさん依頼の出前。

まず、この依頼に沿ったプログラムのために、紙芝居のようなものを作る予定でした。

ところが作り始める前にまさかの右手首骨折。
これは、出前そのものをお断りするべきかもしれないと、迷いました。
しかし、整復直後からそこそこに動いていた右手と、痛みの薄さ、それに降りた場合みなさんにご迷惑をおかけすることになると考えて、続行を決めました。

紙芝居製作は、東京の舞台美術家の大沢佐智子さんがお手伝いに手を挙げてくださり、2月3日、4日の丸二日をかけて、それはそれは素晴らしいものを作ってくださいました。感謝!感謝!
また、一人で回すつもりにしていたプログラムも、最終的に高橋彩さんにお手伝いをお願いすることになり、そのことでプログラム自体も膨らみ、よりよい舞台になったと思います。
右手に添え木をあてたままの舞台になってしまいましたが、とにかく無事に終えることが出来て、よかった。
大沢さん、彩さん、改めてありがとうございました。

内容としては、実施前に、集まった子供たちと触れ合う時間を持つことが出来たので、すんなりと舞台も受け入れてもらうことが出来たように思います。
また、童話を紙芝居に仕立てて視覚的な要素を取り入れたこと、詩も読むだけでなく子どもたちに声を出してもらったり、なぞなぞ形式にしたりして一緒に遊ぶ感覚でプログラムしたことで、親しみやすく見てもらえたようです。

私の考えていたプログラムは30分程度のものでしたので、もう30分は小濱さん率いるもきちさん、さいきさん、村岡さんの4名の「想像力で遊ぼう」を実施していただきました。
小濱さんのプログラムはパントマイムで、見ることが中心の舞台でしたが、声は使わなくても子どもたちとの交流があり、見えないものを想像することで集中力も出て、子どもたちもまわりの大人の方たちも、楽しんでくださっていたようです。

全体を通して、一方的に見せるのではなく、観客との交流(目を見かわすだけでもずいぶん違うと思いました)が大切だと感じました。


長保めいみ

2012年2月7日火曜日

おしばい

本日はスタジオ+1にて、2月8日に行われる八木山子育て支援クラブメイメイの稽古でした。

当日、2団体の発表があり、互いに少ない稽古の中から小さな子たちに何を、どうやって

見せるかを考えてゆきます。

今日はその2団体の作品の、自分たちの通し稽古を含めながらの作品見せ合い会でした。

創っている物のテイスト、方向性は全くと言ってもよいほど違い、

僕はその場にいることが楽しくてしょうがなかったです。

早く子供たちに見せてみたい。

そんな気持ちになりました。

片方は紙芝居、もう片方は空間遊び的な演劇。

発想の塊、コドモの目にはどう映り、どういったことを思ってもらえるのか。

それが今から楽しみです。

なにより、まずは自分が楽しんでまいります。


齋藤裕亮

2012年2月3日金曜日

油断大敵

今日は花いちもんめへプログラムの打合せに行ってきました。
今日は2月3日。節分です。
花いちもんめでも豆まきを行っていました。鬼は思い切り落花生をぶつけられ、悲鳴を上げています。

2月から新しい職員が入ったそうで、豆まき後に紹介。
「花いち恒例新人一発芸!」
新人さん、大変だなぁと笑ってみていたら、「続きまして、あるくとの…」無茶ぶりだよ、内海さん…。
すっかり油断して楽しんでいたところに声をかけられ、あわあわしてしまいました。

私と違い、同行した渋谷裕子さんは、ここでもステキな三点倒立を披露していました。


事務局 ミキ

2012年2月1日水曜日

1hのワーク

人来田児童館にて

いつもより短いけど、「小さな演劇を作ろう」をやる。絵本から、演劇を立ち上げる。
チームに別れ、稽古そして上演を見合う。

20名、今日は3チームに別れワーク。
「おおきかかぶ」「ブレーメンの音楽隊」「とりかえっこ」。

先々週、生田恵さんのワークで仕入れたネタを臆面も無く使う白鳥。簡単なアップを済ませ早速稽古。

今日は、様子が違うぞ〜

バタバタしている感じ。照れてるのか、やりたくないのか、元気があるのかわからない、どうも集中していない感じもある。

いや、集中はしてるのか、自分はこれをやりたいとかっていうことはしっかり主張してる。

風邪なのか具合が悪くなった子に引きづられ、小さな男の子が、やる気を失くした感じ。

先生が一緒にやろうと促す。この時、「促さなくてもいいかも…」と思った。

理想は天の岩戸方式で、やっているうちに楽しそうだから、観に来た、やってみた。ってのがいいのだけれどね。

途中そのチームの三年生の女子二名が「やめてもいいですか?」と困ったように確認してきた。

「いいですよ」と答えた。

1チームが崩壊した。劇を作れなくなった。

まだやる気のある何人かは、「おおきなかぶ」チームにまぜてと、すんなり仲間入りした。

稽古時間35分。短い。でも約束は約束だ。一番作りこまれた感のある「とりかえっこ」チームを先に上演。テレながらも演奏を交え、驚くほどのできあがり。

さあ、次は崩壊した「ブレーメンの音楽隊」チーム。それでも前にでてもらった。
もじもじと、なんともいえない時間。さっき、別のチームに見せられた出来上がり、そして自分達はできなかった。

比べたのだ。そして、それでもがんばってやろうとした彼らに拍手をした。

「おおきなかぶ」チームはそういうわけで、大勢のチームになった。

ナレーターにこだわった子もいた。このナレーターはなりたいという子が多い。あまり良いことではないと思う…思うようになった。一つの逃げ場であり、やることがある安心感、高学年の子にとっては、安心なパートなんだろうけど、ナレーターが説明しないで成立するものの方が面白いよなと、考えるようになってきた…。

このあたりは後で振り返ろうか…

演じ終わった子たちを寄せ、僕はいつもは皆から感想を聞く場で、少しお話をした。そうだな、先生みたいだったかも…。ファシリテーターというらしいんだけど、時に、先生としているほうが、いいときもあるような気がする。

皆から簡単に感想を聞きだし次に、こう切り出した。

「間違ってよいんです。これを説明していませんでしたね。作れなくても良いんです。しまったーと思って欲しいんです。でも、どうだった? 作れなくても良かった? みんなの観ててはどうだった?」

「もっとちゃんとやれれば」「くやしかった」そういったかな…。

それでも、いつもだったら、つまらなくなったら人を叩いたり、その場を離れちゃったりする子が、演目観るとなったら、かぶりつきで観ることを盛大に楽しんだり、こういう何かやるときには、僕は参加しないんだって子が、参加
しようと名札のガムテを自らつけたり、いつもなら間違うようなこと場所には近づかないような子が、しまった〜という感想を持ち、そして、それでも、他のチームに参加し、なんとかやろうとしたり…。

小さな小さな変化だったのだと思うのだけれど、児童館の職員や先生は、ちゃんと見ていてくれましたよ。

最後に皆で手をつなぎ大きなわっかになり、相手ではなく、自分を引っ張ろう! そして、それにあわせて「うんとこしょ どっこいしょ」ってやってみようって、急に思いついてやりました。

腹に力のこもる声、身体を使った声、わかって欲しかった。自分で気付けば、少しなにか、嬉しくない? 
皆で手をつなぎエネルギーのやり取りをして、「うんとこしょどっこいしょ」。

何気なくやったけど、これいいなって、あとで心にメモしました。

そして、帰りの車ん中で、なお振り返ったのは、俳優が皆に朗読し、絵本を離しちゃうこと。どうも、絵本を持ったままだと、絵やストーリーに囚われすぎちゃって、ただただなぞっちゃうのね。だから、読んで、あとは見ないで、どんな話だったか思い出して、それで、自分達なりに勝手に作っちゃえる環境作っちゃえばいいんだと…これ、やってみたいなあ…このワークの理想かもしれません。今日だって、同じ演目そうやって、作っていったら、三者三様の「おおきなかぶ」が出来上がったかもしれません。

でも、やらなくなったのも含め、三演目ともよかった。やってよかったねと思います。


OtoOpresents 白鳥英一