2011年8月31日水曜日

8/31 多夢多夢舎中山工房「美術のじかん」

毎週水曜日恒例となりました多夢多夢舎中山工房での「美術のじかん」。
本日は私・飯田智穂と、東京からのゲスト・大沢佐智子さんの2名で行ってきました。
猪戸さんが急なお休みだったため、大沢さんが来て下さっていて本当に助かりました。ありがとうございました!

今日で8月も最後…ということで、夏の終わりに、今日のテーマは「花火」です。
花火大会の話から話を膨らませ、今はいろんな形の花火もあるよねと盛り上がったり。
また蒸し暑さが戻ってきていますが、負けずに熱い作品をお届けします!

花火の描き方は皆さんの自由に、サインペンや絵の具など自分が描きやすい画材を選んで描いていただきました。
先週のちぎり絵に続き、ちぎり絵で花火にも挑戦してくれました。
金色の折り紙で花火のパチパチした感じがよく伝わりますね!
今回は2人で多夢多夢舎の方13名を見ていたため、あまり個々をよく見てあげる余裕がなかったのですが、積極的に見てみてと呼んでくれていてうれしかったです。
仲間同士で手伝ってくれていたり、皆さんが協力的なところもあり助かりました。


はんだ

街のなかへ、街のなかで

仙台市内でいちばんの繁華街、一番町アーケードに藤崎デパートは在ります。

むかしむかし、
田舎育ちの私は、子供のころ「日曜日は藤崎に行くよ」なんてことになると、高揚したものです。
緊張しすぎておなかがいたくなり、慣れない人ごみでしばしば迷子になりました。


そうしていま、
藤崎一番町館4階で芝居をやることになりました。
ルイ・ヴィトンのショウウインドウにならんで地元演劇のポスターが貼られているなんて、

かつてなかった光景ではないでしょうか!

SENDAI座☆プロジェクト『十二人の怒れる男』、いよいよ明日初日です。

やっぱり緊張しすぎておなかがいたいですけども。


演出者 伊藤みや

2011年8月30日火曜日

8/24 多夢多夢舎中山工房「美術のじかん」

毎週水曜日恒例となりました多夢多夢舎中山工房での「美術のじかん」。
ご報告が遅れてしまいましたが、先週は私・飯田智穂と猪戸美香さん、千田みかささんの3名で行ってきました。
涼しくなったと思ったらまた蒸し暑い気候に戻ったり…そんな天気に振り回されながからも美術のじかんの報告です。

さて今回のテーマは「ちぎってポンポン」です!

…ちぎってポンポンとは?
まず「ちぎって」は折り紙を千切り絵にしていきます。
そして千切った折り紙を紙に貼り付け、いざ「ポンポン」!
割り箸の先にティッシュをガーゼで巻いたスタンプでポンポンして模様を付けていきます。

びりびりと千切る事とポンポン押す事の2つの楽しみのある遊び。
千切るのに夢中になっていたり、ポンポンに夢中になっていたり、「ポンポンするのは初めてで面白いね」との声もあり、挑戦してみた甲斐がありました。

いつも文字を書いている若月さんはどんな作品になるのかなと思うと、なんと折り紙を切って貼り合わせて文字に…!
バスの写真を見ながらバスに書いてある文字を再現していました。
漢字の細かい部分もきちんと貼り合わせていてさすがですね!
そしていくみさん作のお花も素敵だったので写真を取らせていただきました。
終わりの時間ギリギリまで作られていて、熱中っぷりに感心しました…!
まだ完成せず途中という方もいらっしゃったので、今週は続きもやる予定です。


はんだ

2011年8月28日日曜日

荒井良二さんの花火



荒井良二とふらっぐしっぷat多賀城にお手伝いに行ってきました。
子ども連れのお母さんをはじめたくさんの方に来ていただきました。
避難所で生まれたという赤ちゃん、荒井さんの絵の具のリズムに
合わせて踊りだすほど元気でしたよ。

荒井さんは「むかしはみらいを知っている」といいます。
花火を描いて「上を見上げるっていいな」
「花火はむかしのひとと交流している気がする。
 むかしのひとも一緒に上を見たのかなって
 同じ気持ちになる。これもむかしのひとが未来を思っていたように思う」

わたしたちはどんな未来を思うだろう。

最終ゴールの仙台ではいろんな人の思いがこもったフラッグが空を舞います。
みんなで上を見上げよう。
未来へ。

川村智美


荒井良二とふらっぐしっぷ(http://www.yamagata-journey.com/
vol.1 塩 竈:6月18日[土]会場=ビルド・フルーガス
vol.2 多賀城:8月28日[日]会場=多賀城市民活動サポートセンター
vol.4 荒 浜:9月18日[日]会場=七ヶ浜国際村センター
vol.5 仙 台:2011年9月19日[月・祝]会場=せんだい演劇工房10-BOX
※最終回の仙台以外は、その地域の人々(各回約40名)のみを対象としています。
(主催:東北芸術工科大学・企画:東北復興支援機構TRSO)

2011年8月25日木曜日

Verte 震災復興サテライト公演決定

Gin's Bar10周年記念公演 
色彩シリーズact.10
「Verte 一秒間に四文字で伝えられない想い」

仙台発 大人のラブストーリー
恋人とふたりで最初に観た映画をおぼえているだろうか
そのふたりが一緒に住んで 愛しあったり 傷つけあったり
仲直りしたり 憎んだり 許したり また愛しあったり
…時間が流れていく
そんなふたりが最後に一緒に観る映画があるとしたら
それはどんな映画だろう


好評をいただき当日券を出せない状態が続きましたが
1日限りの追加公演を決定しました
初めてのお客様も、既にご覧いただいたお客様も
是非ご覧下さい。

作・演出/井伏銀太郎 演出/西澤由美子
☆Team:A 小松歩美×武藤 修平  9月3日(土)11時
☆Team:C 美砂恵 ×井伏銀太郎 9月3日(土)14時
■ 会場 仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアター TEL 022-212-3010
      〒980-081 仙台市青葉区一番町四丁目1-3 地下鉄広瀬通駅 西5番出口すぐ
◎入場料 復興支援料金 1,000円(当日300円増し)
Net予約
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P90273669
■電話予約・当日の空席確認は
 クォータースタジオへ 090-7522-1414
詳細ご予約は
Gin's Barホームページhttp://www.ginsbar.com/


井伏銀太郎(Gin's Bar)

さよなら、白鳥ホール

8月24日、仙台市青葉区春日町にある白鳥ホールの撤去作業がおこなわれました。

仙台演劇界において、レジェンドホール(個人的にはそうよんでいます)としてリスペクトされ、

20年以上前から十月劇場(現TheatreGroup"OCT/PASS")、I.Q150など、現在でも活躍されている

劇団が数多く公演をおこなってきました。

20世紀後半から21世紀初頭にかけ、利用頻度は減少しますが、4年ほど前からSENDAI座☆Projectが

活動拠点とすることによって、劇都仙台の新しいホールとして復活をとげました。

しかしながら、建物の老朽化と共に震災の影響のため、6月におこなわれたSENDAI座の復興応援

チャリティー公演を最後にホールとしての役割を終えることとなったのです。

最後の公演に、俳優としてかかわれたことに感謝しています。


今後、また新たなレジェンドホールが仙台に現れることを祈って。


サンキュー白鳥ホール!


原西忠佑

2011年8月23日火曜日

奥松島に海苔作りのお手伝いに行ってきました。

2011年8月17日〜18日に
奥松島で海苔作りを再開しようと努力している方の
準備のお手伝いに行ってきました。
津波で道具がほとんど流されてしまい
新しい道具の材料を注文するところからになってしまい
少ない時間の中で、とにかく人手がほしいとのことでした。
そこで、WEB上で声をかけたところ
お盆で帰省するときに
ぜひお手伝いをしたいと遊佐さんが手をあげてくれました。
その日程に合わせて
つなぐ実行委員会以外にも声をかけたところ
ARC>Tの渋谷さんとチーム萩のメンバーが参加してくれました。

主な作業は、海苔作りに使う網の作成や
いかだ作りを手伝いました。
みんな初めての経験なので
最初はゆっくり教わりながらでしたが
慣れてくると手際よくできるようになってきました。
海苔作りをしているおばちゃんと一緒に
地震当時の話や結婚話などを聞きながら
暑い中でしたが、有意義な時間を過ごせました。

チーム萩メンバーは日帰りでしたが
私、遊佐さん、渋谷さんは宿泊させてもらい
いろいろな話をたくさん聞かせてもらいました。

奥松島はまだまだがれき撤去も終わっていないのが現状です。
それでも、できることをがんばろうと
海苔作りに挑む姿勢が輝いていました。
「1日だけでも、1人だけでもお手伝いに
 来ていただけることは
 作業が進むということよりも
 私たちに元気とやる気を与えてくれる。」
とおっしゃってくださいました。

できることはささいなことでも
直接顔を合わせて、共に作業をすることの大切さを
実感しました。
私にとっても貴重な経験になりました。
また、会いに行きたいです。


つなぐ実行委員会
http://www.tsunagu-j.com/
千田 優太

熱い笹塚、フェニックスプロジェクト



 日本演出者協会主催「フェニックス・プロジェクト」は東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する事業
と冠が付いている。8月20日(土)が第3回目の開催。

プログラムAが朗読劇「石棺」〜チェルノブイリの黙示録〜(ウラディミール・グバリョフ作 青井陽治訳・演出)。
役者総勢23名、上演時間は2時間40分の大作。秘密主義だと思われていたソビエト共産党が事故発生から1年で
この戯曲を発表したと言う事実は、原発事故に対してかなり真摯な思いでいたかがわかる。
それに比べれば日本の対応はかなりあくどい、というか無知なのではないかと疑ってしまう。とにかくスリリング
でリアルな展開だ。仙台でもやれないものかと思ったが、老練な役者が何人も必要だ。

次いでプログラムBー1。郡山演劇研究会「ほのお」の朗読劇「愛しき福島へ~原発から50キロのまち~」。
この劇団は高齢者の方が多いことにびっくり。仙台でこういう劇団はない。福島の県民のストレートな思いが伝わってきた。
ストレートだが劇団員の男性陣がひょうひょうとしているので雰囲気はやわらかい。

そしてプログラムB-2が私の出演する被災地のアーティスト・トーク「3.11以降の創作の現場」。
福島の劇団ビーホワイト、黒沼辰巳さんと「ほのお」の町聡子さんと私、そして『石棺』を演出した青井さんとでトーク。
この5ヶ月の精神的変化、環境の変化と創作の変化を嘘無く語ってきた。
震災直後のどさくさがやっと落ち着いてきたのかなあというような落ち着いたトークだった。

終わって交流会とライブ。会場には国立劇場芸術監督・宮田慶子さんも。宮田さんとは久しぶりに色んな事を語った。
仙台を気にかけてくれています。必ず仙台に行くとおっしゃってくれました。
もう名刺交換の場でした。今名刺を見ながら顔が浮かばない人も数多あり。いかんな。
そうそう、ARC>T東京会員・大沢佐智子さんとも初めて挨拶を交わした。

ライブは大方斐紗子さん(福島出身)のアカペラに聴き惚れた。
大方さんは昨年の「ウィンドミル・ベイビー」仙台公演の名演が今でも残る。
童謡や「会津磐梯山」で盛り上がり、アンコールに応えて「愛の讃歌」絶唱!!ブラボー!!だった。

東京や関西の演劇人は東北の私たちを気にかけていてくれる。己がこととしても捉えてくれている。
いずれ必ず同じ問題を抱え協働出来る日がやってくることだろう。
その時こそ震災に遭遇したわたしたち東北の演劇人の胆力が試される。


石川裕人(TheatreGroup"OCT/PASS")

ピッコロ劇団さんとの座談会

8/19から21にかけて、兵庫からピッコロ劇団さんがいらっしゃいました。
私は大野田児童館のこどもたちを対象にしたワークショップを見学して、翌日の検討座談会に参加しました。
いや本当に行けてよかったです。
座談会は濃く刺激的な時間でした。
前日行ったワークショップの映像を見ながら
なぜこのワークをやるのか?
このやり方は有効なのか?
などのワークに対するディスカッション。
出前部チーフみかささんの話もとてもためになりました。

何より印象に残ったのは
現場にいる先生や職員さんたちにワークの目的を事前に理解してもらうことが大切だということ。


極端に言っちゃえばワークショップ、ただ遊んでるだけにも見えるわけです。
遊びの中にある劇的なものを感じてもらうこと。
お話する機会が必要なんでしょうね。
こどもたちに出会う前からワークショップは始まっていると言えるのかもしれません。
地元ににいる私たちだからこそ丁寧にやれることでもあります。

秋から文化庁支援事業も始まります。
今回の座談会や毎回の出前で感じること、勉強会などを通して
何を届けられるか。
目からウロコ続きの私ですが。
試行錯誤しつつも
心を込めて届けられるように
日々考え続けていきたいと思っています。

あっ
ピッコロ劇団さんとの協同作業はこれからも続くようですよ。
こちらも楽しみです!


上島奈津子

2011年8月21日日曜日

気仙沼で詩のボクシングを企画。

写真は4月3日付です。今は、瓦礫は撤去されています。
 
これは、かと れあ project のメンバーであり、紙芝居屋ももたろうの代表であり、詩人でもある日野修さんが中心になって企画している情報です。
 
ワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会が、9月3日。気仙沼面瀬中学校ホールで開催されます。
 
○声を出して救われることがある。声を出して幸せをつかもう○
 
15歳以上の方なら、個人戦と団体戦に参加できます。
 
3分以内で朗読できるオリジナルの作品。詩、短歌、俳句、川柳、日記、散文、感想文、演劇台本、ラップ、ぼやき、演説、主張など朗読方法自由、但し肉声のみの表現。
 
結果はワークショップ参加者から1名。10月22日イイノホール(東京.千代田区)で行われる第11回「詩のボクシング」個人戦目。全国大会への出場付与。
 
 
参加者募集しています。震災の影響でいつも参加してくれる方が少ないようです。
 
申込先 (有)藤田新聞店 988-0104 気仙沼詩赤岩五駄鱈73-2
0226-24-4822
 
   
                  記 大久保則子(かと れあ)
 
 

東京・笹塚なう(フェニックス・プロジェクト)

8/20(土)。
フェニックス・プロジェクトを見てきました。
http://phoenixpro.jimdo.com/vol-3詳細/

朗読劇、アーティスト・トークを通して、
福島・仙台に生きる方々の、何のてらいも無い率直な現在進行のことばから、
とても力強い「人間力」を感じる時間でした。

実際に顔と顔をつきあわせて「伝えたいこと」を「伝え」「受けとり」「共鳴する」。

人と人が繋がるシンプルな行為の中に、
演劇の原点を垣間見た気がしました。


大沢佐智子

2011年8月17日水曜日

紀伊國屋画廊

8/11〜16。
仲間14人と舞台美術展を開催しました。

「OUR STUDIOー舞台美術家たちの秘密基地ー」。

紀伊國屋ホールの入口に位置するこの画廊。
知合い関係者の他、劇場にお芝居を観に来た人、書店に本を探しに来た人
連日、たくさんの方々が来場してくださいました。

仙台発「十二人の怒れる男」「INDEPENDENT」チラシ。
OUR STUDIOの雰囲気づくりに加勢してくれました。

来場してくださった舞台美術家・島次郎さん。
先日の訪仙話をして帰られました。

紀伊國屋画廊。
引続き、入口予告コーナーに、ARC>Tハガキを置いてくださいます。


大沢佐智子

2011年8月15日月曜日

石巻市釜谷にて


(個人のことですが)
お盆と言えば帰省のことでした。昨年までは。
毎年、お墓参りには行きます。
今年は特別で、新盆だったので寺で供養してもらいました。
いつも自分の家と母方の家と両祖母の実家に行きます。

母方の祖母の実家はたくさんの子どもたちが犠牲になった
大川小学校の近くでした。
祖母は車に乗れず、お墓には行けないかもしれない
とずっと人の話ばかり聞かされていたので
一緒に行ってみることにしました。

北上川沿いの堤防兼道路は決壊したらしく、
途中から新しく砂利が敷かれていました。
大橋は壊れ、川に沈んでいました。

私はずっと山の町だと思っていましたが、海が近かったんですね。
川と山に囲まれた豊かな町だったと印象でした。
川から津波が来ると思っただろうか。

川から離れた針岡のふじ沼も海が入って増水し、今にも道路にあふれそうでした。
沼の魚はすべて死んでしまったそうです。
小学校の前には献花台があり、線香をあげてきました。
同窓生の子どもが通っていたので。


こんなにお盆を思ったことはありません。
お盆は帰ってくる日なので、にぎやかに迎えるのがよいとか
盆踊りもにぎやかですね。
あらためて、風習やお祭りのこと、日常における死を考えました。


家族の名前を書くとき手が震えました。
帰ってきてくれたかな。祈りをこめて。

川村智美

ひかりのまち


宮城在住の映像ディレクター・及川謙一さんが、東日本大震災の直後にラジオから
聞こえてきた中田裕二さんの曲「ひかりのまち」にインスパイアされて有志と
共に制作したビデオです。
「宮城に住む僕らが出来ることは、この楽曲に込められたメッセージを
 映像化することでした。
 東北がこの大震災を乗り越え、再び「ひかりのまち」になるために必要なこと。
 それは、この地に生きる私たち自身が「希望のひかり」になることです。
 この震災を経験した多くの人たちが、自らの「ひかり」に気づくきっかけと
 なることを願い制作しました。」
(及川謙一)


あるくとメンバーもちょっとだけ参加しました。
たくさんの人に見てもらいたいなと思います。


川村智美

2011年8月14日日曜日

「わが町」


個人的な話です。
お盆なのでお墓参りに行きました。

目指すは名取市閖上の東禅寺。
あの日からずっと通行止めだった道が、今日は通れました。
お墓参りする人への配慮なのでしょう。ありがたいことです。


津波で倒された墓石が累々と重なる光景を前にしてちょっと途方に暮れました。
微かな手がかりをたよりにあちこち探し回り、ようやく我が家の墓石を発見しました。
逆さまになって砂に突きささっていましたが、今日はなすすべもなく。


まち唯一の高台、日和山からかつての我が家の方を眺めました。



かつて、ここにまちがあった。
人々が暮らしていた。



何と言うか、 不思議 な気持ちですね。


伊藤みや(演出者)




2011年8月11日木曜日

8/10 多夢多夢舎中山工房「美術のじかん」

毎週水曜日恒例となりました多夢多夢舎中山工房での「美術のじかん」。
今回は千田みかささんがお休みのため、私・飯田智穂と猪戸美香さんの2名で行ってきました。
真夏日となり多夢多夢へ向かう間の日差しはじりじりと暑く…。
立秋を過ぎ、もう残暑となるのですがまだ暑い夏が続きそうですね。

さて今回のテーマは「天の川を描こう」です。
先日仙台七夕まつりが行われていたので、模造紙いっぱいにみんなで様々な星の絵を描いてみました。
テーブルを横一列に並べ模造紙を4枚、いつもの画用紙とは全く違った広さに挑戦です。

「星ってどう描くの?」と質問され、私が描く星を真似して一緒に描く練習からの天の川。
たくさん練習して星の描き方もばっちりです!
星の名前を書いたり、天の川ではなく川からの連想で品川が出てきたり(笑)、そんな自由な天の川になりました。
今まで大きい紙に描く事がなかったので、どこから描いたらいいのか迷ってしまった方もいましたが、しばらくして一緒に描けてひと安心。
そして大きい絵ということもあり、今回私達2名で参加者10名の様子を見て回るのは大変でした…。


なので、いつでも美術のじかんアシスタント募集中です!
興味がありましたらご連絡お願いします。


はんだ

2011年8月10日水曜日

花いちもんめ

8日(月)に東松島大曲の花いちもんめさんへ出前行って来ました。
お爺ちゃんお婆ちゃん達に、昔懐かしい道具を見て頂いたり、
昭和の懐かしい映像を見て頂いて色々なお話しを聞かせて頂きました。
お年寄りに楽しんでもらう為に出前したのに、
自分達の方が楽しませて頂いた感じです。
「とっても楽しかったから、必ずまた来てね。
次は、愛染かつらを観たいわ!!」と、
しっかり次回のリクエストもして下さいました。(笑)
役者の皆さん、とても勉強になるので、
時間が合えば次回の出前にはぜひご参加下さい!!
宜しくお願いしますm(__)m
樋渡宏嗣
http://sendai81you.blog75.fc2.com/

2011年8月8日月曜日

七夕のご報告


6月のSENDAI座☆project「明日に向かって唄え!」復興応援チャリティ公演の際に、
チケットの裏側を七夕の短冊用にして作りました。
お客様に色々な思いを綴って頂き、今年の七夕まつりで飾ろうと大切に保管していました。

そして、皆さんとのお約束通り、8月5日〜8日の仙台七夕まつりで飾らせて頂きました。

場所はSENDAI座☆projectの稽古場がある白鳥ビル一階のLAWSONさんの入口脇です。
コンビニの入口脇ということと晩翠通りに面しているという立地条件の良さからか、
道行く人がけっこう短冊を読んでいかれました。

飾り付けは小学生達や演劇人達がお手伝いしてくれました。
皆さん本当にありがとうございました!!

樋渡宏嗣(SENDAI座☆project)

2011年8月5日金曜日

笹の葉さらさら

明日から仙台七夕まつりが始まります。

市役所前の市民広場ではステージの設営が着々と進んでいます。

明日の夜は、あるくと&仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演で「祈りの星祭り Pray For TOHOKU」をお送りしますよ!
4歳から70歳まで総勢45名が登場して、にぎやかに、そしてしっとりと。

どうかどうか雨が降りませんように。。。


事務局 伊藤みや

2011年8月4日木曜日

8/3 多夢多夢舎中山工房「美術のじかん」

毎週水曜日恒例となりました多夢多夢舎中山工房での「美術のじかん」。

今回も私、猪戸美香と千田みかささん、飯田智穂さんの3名で行ってきました。

最近は雨が降ったり止んだり…気まぐれなお天気にあたふたしながら何とか多夢多夢に到着。

今回のテーマは「8月」。
ということで…みなさんに自由に絵を描いてもらうとともに絵の具を【赤青黄色】の三原色にしぼり想い想いに絵を作成。
いつもの通りテーブルを三つに分け、絵の具を各テーブルにセットし作成開始。
絵の具を三原色にしぼる事で色を混ぜるという事を楽しんでもらい、自分で茶や緑、紫を作ったりしてもらいました。

時期が七夕ということもあり七夕飾りを描いたり、何故かガリガリ君のイラストを描いたりと今回もみなさんユニークな作品ばかりが完成しました。

中にはパレットで混色せずに画用紙の上に絵の具をそのまま乗せ絵を描き、また新たな色を乗せ描くを繰り返し最終的に画面上で綺麗なグリーンのグラデーションが出来上がったりとみなさん同じ画材とはいえ、ひとりひとりが絵を通して色んな表情を見せてくれました。

次回も絵の具を使った新しいモノにチャレンジする予定です。
どんな絵が飛び出すのか…わくわくです。



ししど

横浜にてカンがえる 

アウトリーチを学びたくて、
芸術文化と地域とのつながりをまねびたくて、
今年の2月から県南のえずこホール(仙南芸術文化センター)に勤務している。
 
仙台からホール(大河原町)までは車で1時間かかるので、
勤務が通うのがしんどい時もあるのだけど、
震災以降、
 
舞台と人が
文化と人が
芸術と人が
 
出会う瞬間、効能を
 
踊るプレイヤーとして、
公共ホールの企画側として、
 
さまざまな立場で迎えられた特別な約5か月だった。
 
 
もっと勉強しておいで、とえずこホールは私と同僚に
横浜での地域創造のフェスティバルに行かせてくれてる。
臨職に出張をさせてくださるなんて・・・。
 
火曜日から始まり、今日が最終日。
昨日は全国のホールのブースが出ていて、
兵庫のピッコロシアターさんはSENDAI座さんの「十二人の怒れる男」
のポスターをブース前にでーんと貼っていてくださった。
 
ARC>T事務局にもいらしてくださった、田窪さんにもお会いでき、
(写真ちょっとぶれてました。失礼しました。)
兵庫は今年1年仙台を中心にバックアップしていくことを力強くおっしゃっていただいた
ARC>T事務局と話しができたことやのことや
三角フラスコさんの公演のことも語ってくださり、
しまいには
「今回がきっかけになって、ずっとお互いの交流が続いていけたら」
と今後を見据えた今を、今年を考えてくれていることを感じた。
 
新潟りゅーとぴあの方からもNoismのことをきくことができた。
日本全国に恥じない、そして感謝しながらまた今日を営もうと思う。
 
 
 
一緒に来ている同僚は福島市内からえずこホールに通っている。
横浜の大さん橋の上で、風を感じられることに感嘆していた。
避難地域になるかならないか、のところに住んでいるため窓は閉め切り。
わたしはもう被曝しているんだよね。
それでも、
だからこそ、
と葛藤しながら文化芸術と自分と世界とのつながり方を模索している。
  
自分らの孫がいきる世界に思いをはせる。
 
千葉瑠依子

2011年8月2日火曜日

Gin’s Bar「Verte 一秒間に四文字で伝えられない想い 」チャリティー追加公演決定

Gin's Bar 10周年記念公演 色彩シリーズ Act.10
「Verte 一秒間に四文字で伝えられない想い」
入場無料の被災者支援チャリティー 公演 です
会場に募金箱を設置します

震災ストレスでキャスト変更になった大森有佳子が復帰しました
今回、武藤修平とのコンビでチャリティー 公演を行います
team O:
8月6日(土)16時 / 20時
8月7日(日)15時 / 19時 

クォータースタジオ 問い合わせ.ご予約 090-7522-1414
仙台市地下鉄五橋駅南口徒歩3分
仙台市青葉区五橋2-9-10 アラキビル地下
東北学院大学土樋キャンパス南東隣「お好み焼き 田よし」地下

Net予約
http://ws.formzu.net/fgen/S38536860/


井伏銀太郎プロデュース Gin's Bar
Gin's Barホームページhttp://www.ginsbar.com/

2011年8月1日月曜日

九州の鹿児島から劇団どくんご全国ツアー真っ最中

先月7月8日(金)〜10日(日)のことですが、日本の中でも数少ないテント芝居を続けている劇団どくんごさんが仙台公演に来ました。
劇団どくんごさんは、現在は九州地方の鹿児島に拠点を置いて2009年から3年連続で全国ツアーをしています。
(劇団自体は1980年代から活動していて、今までも素晴らしいステージがたくさんあります。ここでは語り尽くせないので詳細は劇団HPhttp://www.dokungo.com/をご覧ください。)
震災後もツアー予定地は廻りたいという強い意志で、4月23日(土)・水俣の水俣病情報センター下空地スタートで今もツアー続行中。
今年のタイトルは「劇団どくんご公演第25番 A Vital Sign バイタルサイン ただちに犬」で、
実はただちに犬シリーズは09年から続いているシリーズで、
今年はその集大成と呼んでも良いくらい…芝居はもちろん舞台美術も野外ならではの大迫力で圧倒されました。
現在もツアー中なので、これから観る方もいらっしゃると思われるので
詳しいことは敢えてここでは伏せておきますが…写真もテントと仙台特別バージョンの看板のみ掲載します。
中身が気になる人は百聞は一見にしかずでず。ぜひ、一度は観てほしいと思います。
私が仙台公演の地元受け入れ制作手伝いをしているということを抜きにしても「野外舞台ってすごい!!最高!!」という幸せな気持ちになりました。
特に仙台の場合、錦町公園という街中での開催だったので、仕込みの時からお昼休みのサラリーマンの方や、
すぐ近くの交番のお巡りさん、学生さん…など普段劇場に足を運ばない方も「おぉ何が建つんだ?六魂祭?」と興味津々で観る方も多く、
会場現地でのチラシ配りで足を運んでくれた方もいらっしゃって、当初の予定よりも大入りの3日間でした。
私的な感想になりますが、劇団どくんごさんが全国無事にツアーが出来ているというのはとても幸せなことだと思いました。
仙台ツアーの前の週は郡山ツアーも予定していましたが、一時見送りの危機もありました。
が、劇団の皆さん、郡山の方々の働きによって1日短縮の投げ銭公演でツアーは無事に開催出来ました。
仙台公演には大阪、東京の受け入れの方が観に来て仙台の様子に安心したり、など
一つの劇団を通して全国各地がつながっていると思えます。
芝居内容が素晴らしいのはもちろん、今年は特に日本中を繋いでいくお芝居ってとても大事なことではないだろうかと。
そんな今も元気にツアー中(現在は北海道ツアー中!!)の劇団どくんごは、再び宮城県石巻にやってきます!!
実は仙台よりもツアー歴が長いのは石巻なのです。
今年は出来るのであろうか…?と不安でしたが、石巻の地元受け入れの方ががんばってくれたおかげで開催決定しました。
お芝居はもちろん、石巻でも楽しいことを開催したい!!と動いている地元の方々の企画を楽しむこともまた違う形の支援ではないかなぁと思います。
もしこの報告を読んで少しでも気になった方はぜひ石巻にも足を運んでみてください。
旅する劇団と一緒に過ごす時間は、ちょっと日常とは違って幸福感いっぱいの時間になると思います。
【劇団どくんご公演第25番 A Vital Sign バイタルサイン ただちに犬】石巻(宮城)公演
〜今日だけ笑おう!「どくんごは心の支援隊」(石巻・山田くん談)〜
場所 日和山鹿島御児(かしまみこ)神社境内(JR石巻駅より徒歩25分)
日時 8/25(木)  18:30開場  19:00開演  8/26(金)  18:30開場  19:00開演
※投げ銭公演です
問合せ 090-5838-6797 E-Mail (山田)  hotratsyh@yahoo.co.jp 
追記…劇団どくんごさんは本来はチケットがあり、しっかりと入場料があるお芝居です。今回投げ銭にしている地域は震災被害が大きかった地域のみになります。投げ銭公演で…という判断も劇団での判断になりますのでお間違いないようにお願いします。

伊藤文恵(空間実験こがねむし)

ウッパダール舞踊団ジュリー・アン・スタンザックさんのWSを受けて

個人活動ですが、ヴッパタール舞踊についてはダンサーのみならず
演劇方面でも興味ある方が多いようなのでWSの内容について報告したいと思います。

2011/7/31
私は二日目のWSを受講。14~21時。
一日目はプロフェッショナルダンサーと経験者中心だったようですが、
二日目はダンスにとらわれず身体表現に興味ある
役者や他ジャンルのアーティストの方も歓迎ということで、
日舞をやっているだろう方、ダンスでも役者でもなさそうなおじ様、
いかにもバレエな方、舞踏をやったことがあるだろう方など様々な方が15名参加。

初めの課題は「自分を説明する一語を決め、それを動きと声で表し自己紹介する」
まずはジュリーが「流れ星」を説明見せてくれる。
考える時間はほとんど与えられていないのに、次々「はい」と手が挙がり、
とんとんと15名の自己紹介が終わる。ここまで一時間。

次は曲でジュリーがそれぞれの動きをつないでいき、
さらに新しいステップも加えられて一時間半ほどで一曲出来てしまう。
方向、回数、つながりを吟味しつつ
その動きを繰り返し繰り返し…

私はもうこの時点でへとへと。
休憩は15分しかないけど、
「胃がもたれたとしてもしょうがない何か食べないと続かないよ」
とおにぎりを半分。

小休憩をはさんだ後は
呼吸を重視したエクササイズ
ヨガやストレッチをベースにしているとは思うけれども
結構ハード。動きを止めない。
一つ紹介すると、横にはった腕で手をグーパーグーパーかなり速く、かなりずっと!
親指と人差し指、中指、薬指、小指(1234のカウントで)を合わせ
次は逆に小指から43214321…

2つ目の課題は「シルクの動きを考え、小グループでつなげる」
ここも話し合いにあまり時間の余裕はないけれども
私のグループでは「これだったらこっちに向かった方がいいよね。
3回よりやっぱり4回かな」といろんな人から次々意見が出ました。

3つ目に与えられた課題は「自分の「決意」の言葉と動きを考える」
また、初めの自己紹介の動きとそれをつなげ3人ずつショーイング。
そして、その3人のグループでそれをつなげ小作品を作る。

4つ目の課題「悲しいを表現する小さな動きを考える」

最後は休憩前の一曲から、後半全てつなげてぶっつけ本番。
「決意と説明の言葉、悲しみの動き」をする場面は
一人ずつ前に出て、しゃべり、動き、その動きを他の人も続けて真似ていくのだけど
それぞれの心情までも伝わってきてとても私をせつなくさせました。

時間は20分もオーバー。
その日泊めてもらう手筈の友人との待ち合わせがあったので
ジュリーとの別れを惜しむ間もお話しする間もなくアーキタンツのスタジオを出ました。

矢野文子