2011年11月28日月曜日

ミラノつれづれ_8 がんばるニッポン

北イタリア日本人会は毎年11月の最終日曜日に「ラ・フェスタ」という日本文化を紹介するイベントを開催します。
会場のミラノ日本人学校には、さまざまな国籍のたくさんの人が集まり、歩くのが大変なほど混雑していました。ひー。
会場が小中学校なのでほんとに文化祭みたいです。もちろん食べものを売る模擬店には長蛇の列が。
人気だったのはソース焼きそばと豚まん、寿司ですが、私は豚汁とのり餅を選びました。












餅つき、書道、茶道、空手、着付けなど定番の日本文化紹介コーナーに混ざって、今年は東北大震災の記録写真展がありました。











これは北イタリア日本人会の方がNPO法人20世紀アーカイブ仙台の「市民が撮った3.11震災記録」のことを知り、この機会に展示させてほしいとお願いしたのだそうです。
(東松島市の老人福祉施設「花いちもんめ」へ一緒に出前に行った20世紀アーカイブ仙台さんのことをミラノで聞くというのも不思議なご縁ですね)
市民の視線でとらえた写真には、声高には報道されないささやかな真実たちが写っています。

イタリアも古来から地震、津波、噴火、洪水など災害の多い土地ですし、共感するところは多いようですね。
写真を見た多くの人が東北の人へ宛てたメッセージを寄せていました。
生徒会の募金活動報告を見て、あらためて有り難いことだなあと胸が熱くなりました。


東北の子も、ミラノの子も、どうかどうかみんなすこやかに育ちますように、と
願わずにはいられない秋の一日でありました。


伊藤みや

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