2011年6月22日水曜日

第2回出前部ミーティング議事録

第2回出前部ミーティング
日時:2011年6月22日 19:00~21:30
会場:仙台市市民活動サポートセンター4F
参加者:千田、生田、サマイ、長保、上島、猪戸、飯田、小住、大久保、タムラミキ、田村ようこ、川村、山口(計13名)
記録:山口

1.自己紹介(好きな飲み物も一緒に言う)

2.前回ミーティングから今日までの出前の振り返り

■継続的に出前をしている施設
◎多夢多夢舎中山工房 「美術のじかん」「ダンスのじかん」
水曜14時~美術・金曜16時~ダンス
5月29日~6月22日まで合計7回
出前スタッフのべ21人(4月)、23人(5月)、16人(6月22日現在)
➢スタッフの人数について
千田1人のこともある。進行役に徹することで精一杯で、参加者一人一人の反応を拾うことができないので出前スタッフは多い方がよい。
➢6/5「とっておきの音楽祭」に出演
千葉瑠依子ディレクションのダンス作品で出演。多夢多夢の参加者は観客に向かって表現することを楽しんでいる様子。観客からの感想「やさしい人間関係だなぁと感じた」など。
➢飯田智穂、猪戸美香の協力
イラストレーターの2人が5月からお手伝いとして協力。今後、あるくとメンバーとして美術のじかんを担当予定。

◎福室市民センター「気持ちよく眠るためのからだほぐし」
火曜日19:30~20:30
3回目 5/31 出前6人、参加者10人
4回目 6/7 出前3人、参加者2人
5回目 6/14 出前4人、参加者3人
6回目 6/21 出前5人、参加者4人
進行係の交代:千葉→生田→長保
避難者数の減少:(5/31)49名 → (6/21)21名
➢出前スタッフの感想
・参加者2人、出前スタッフ2人のことがありしんみりした。スタッフが3人いるとよかった。
・外部の人間が時々来て一緒にお茶を飲むことで、被災者の方が新鮮な気持ちになれるなどの効果があるように思う。需要はあると感じる。
・気分が落ち込んでいて来られない方がいるということを聞き、心配だ。
・避難所閉鎖の可能性を考慮すると、プログラムの予定を組めないという市民センター職員の声もある。あるくとでは最後まで出前に行きたい。
・避難所にいる方は生活再建の焦りを感じている可能性もある。
・出前は「みなさんのことを気にかけていますよ」という気持ちを伝えることにもなるのではないか。
<決定事項>
・あるくとでは最後まで出前を届ける
・次回6月28日の出前予定:サマイ、千田、山口

◎老人福祉施設 花いちもんめ(東松島市)
6/16打ち合わせで第2回出前が決定→7/5 13時より準備、14時より上映
20世紀アーカイブ仙台による無料上映会「クラシカル・センダイ」(45分)
映画を見ながらおしゃべり。
参加者はデイサービス利用者、ケアホーム利用者、避難中の方(計50名程度)
民謡、大衆演劇が好きな方がいることがわかった。
10名程度で訪問したいので、メンバーに呼びかけ。
➢今後について
・施設長からの期待も大きく、ニーズもあるので継続して出前を届ける。
・民謡や大衆演劇が好きな利用者を巻き込み、演劇のイベントを行なうのもおもしろいのでは。

○しおかぜ福祉会(岩沼市)「ダンスを楽しもう」
土曜日(月2回)10:00~12:00
3回目 6/11 出前2人 参加者15人
→もっと人手があれば嬉しい。「必要なときにすぐに対応して出前を設定してくれて助かった。支援は対応の速さが大事」と職員から。
次回4回目 6/25

4.6月のまとめ
➢ブログについて
今後は活動開始前にブログ担当者を決め、責任を持って更新していく。
件名がブログの題名になる。写真は添付で。日付と署名をお忘れなく。

➢出前先の開拓について
猪戸>
「こども広場」で活動した経験を活かし、今後も仮設住宅の集会所などで子どもも高齢者も参加できるイベントを行なってみたいが、どのように企画すればよいか?
→・子どもに関する支援は今後あるくととしても関わっていく必要がある。出前先の開拓については、常にあるくとのしおりを持ち歩き紹介するなどして、メンバーひとりひとりが積極的に声をかけ、あちらからリクエストがあれば、という形で。
・仮設住宅や避難所への出前には時間をかけた慎重な調査と交渉が必要。適宜ミーティングで話し合っていく。


5.ミニ学習会
講師:田村よう子さん(介護福祉士)~障碍者や高齢者と接する際の心構え~
・高齢者と接する時は敬意を持って接する。特に認知症の方と接する時に忘れがちになるので気をつける。
・同じ人間なので、自分が相手の立場だったらどうか?と常に意識しながら関わる。
・利用者50人に介護者1人であっても、1対1の意識で、気にかけて名前を呼んであいさつなどをしていくことが大切。

タムラミキさん(しおかぜ職員)から
・しおかぜは自立支援を目指す通所授産施設で20~30代の若い利用者が多い。現在32名(女性10人弱)
・利用者には感受性が強く、相手の気持ちを察する方が多い。
・自立支援を目指す施設であり、その為には利用者が社会ルールを学ぶことも必要なので、職員は教える立場でもある。他人に対する暴力や危険な行為をした時には叱ることもある。

質問1:職員との関わり方について
以前、ある施設で演劇ワークショップを行なった際に職員が介入して指導してしまい、利用者が委縮して困った。演劇に「違う」や「間違い」はない。職員にワークショップの主旨を理解してもらうには?
→職員の考え方は施設によって違うので難しい問題。アーテイストは楽しんでもらうことを目的としていて自由にのびのびすることや枠をはみ出ることをよいことと捉えるが、職員は母親のような立場で守り、教え、叱ることも役割。お互いに立場がありお互いの必要性と長所がある。それを理解しあえる関係を作れたら。

質問2:利用者同士の関係について
ある利用者が他の利用者の悪口を言っていた。どう対応すべきだったか?
→話を聞き、その後話し合い、理解してもらうのが理想だが、時間がかかり難しい。興味を他の事にそらすよう、他に楽しめることを提案し盛り上げてみるとよいのでは。
→悪口が「気を引きたい」という目的であることもある。悪口には反応せず、活動を盛り上げるのも一つの方法。

質問3:利用者に「変な顔をして」などと私がやりたくないことを頼まれることがある。「対等に付き合うこと」とは「嫌なことは嫌と言える関係」と考えるため断わったが、「怒ってるの?」と質問される。このままでよいか?
→そのままでOK。

参考図書紹介:倉成央著『震災の「心の傷み」を癒す方法』

6.今後の活動
○応急仮設住宅での活動について〈報告:生田〉
宮城こどもネットワークの小林さんからの情報
◆パーソナルサポートセンター(以下PSC)
もともと路上生活者支援の一般社団法人で伴走型支援を行なう。路上生活者に必要なサポートと現在の仮設住宅入居者に必要なサポートが似ているため、仮設住宅入居者の支援をおこなっている。
今後は仮設住宅の集会所にPSCのメンバーが常駐する可能性が高い。仮設住宅への出前活動はその方と打ち合わせを行い、時間をかけ様子を見ながら入っていく。

生田>
名取市の人とコンタクトを取れる。企画を話してニーズがあったら返事があるかもしれない。興味がある方は生田まで。

○あすと長町
お祭りや紙芝居などの催しがはじまっており、夏祭りも予定されている。そのようなイベントに演劇などの企画を持ち込むのもよいのでは。

>継続的な出前活動を通して
・継続して来てもらえるということが喜ばれている。
・顔なじみになり、ホッとしてもらえる相手になることができる。
・地元出身のあるくとだからこそできる継続支援なので、今後も積極的に展開していく。
・出前が当事者のどんな役に立つのかを考えて行う必要がある。
・今後は仮設だけでなく、自宅で孤立している被災者に対するサポートも必要になるだろう。個人宅に物資を配達しているボランティアとも連携し、情報収集していければと思う。

○月いち勉強会の計画
講師を招いて出前に役立つ内容の勉強会を開く方向。

○第2次絆支援員研修会での講師依頼(謝礼あり)
ダンスワークショップ:7/25、26、27のうちのいずれか1日
演劇ワークショップ:7/21、22、28、29のうちのいずれか1日
講師の条件
・事前研修に必ず参加できる人
・出前に興味があり、今後も活動を続けていく意思のある人
→希望者は担当の生田まで。


以上。皆さん、お疲れ様でした。

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