2011年10月25日火曜日

名取市箱塚仮設住宅で

10月24日
20世紀アーカイブ仙台さんが行っている回想法レクリエーションプログラムのお手伝いに行って来ました。今日は、名取市箱塚の仮設住宅におじゃましました。
あるくとからは長保めいみさんと私。花いちもんめさんで回想法プログラムを何度か経験しています。
でも、応急仮設住宅で活動するのはこれまで難しかったので、少々緊張して伺いました。
会場の集会所では、すでに映画の無料上映会が行われていました。作品は寅さん。笑い声が起こります。
なごやかな雰囲気のままに回想法プログラム「昔を語る会」が始まりました。
20世紀アーカイブの坂本さんが、柳行李を出して見せると、すぐに「昔はこれ持ってお嫁入りしたのよ」と声がかかりました。みなさん、あっという間に昔を思い出し、語り始めました。
行李から出てくる昔の道具ひとつひとつに歓声が上がり、手にとっては話が弾みます。
昔の映像を見ても「ああ、ネドリ(苗取り)だ」「この人田植えうまい」などと盛り上がりました。
回想法プログラムは、参加者が主体となってお話するのが特徴です。やってもらうのではない、参加者が自分達に誇りを感じられるプログラムだと思いました。

参加されたのは約40名の方。閖上からの方が多いようです。
集会所のカレンダーには毎日のように行事の予定が書かれていました。多くの支援団体が定期的に関わっているようです。

「またやってね」と帰って行かれるみなさんをお見送りしながら、私達の支援の仕方、寄り添い方を考えていました。
今回は急な日程だったので、出前部のみなさんにお知らせしただけになってしまいました。次回もまた一緒に、と言っていただいたので、広くお知らせしたいと思っています。

千田みかさ

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