2011年10月13日木曜日

長塚圭史さんワークショップ














「 演劇へ Let's 恋煩い 」
これは次回圭史ワークショップへのキャッチコピーです。(勝手に決めないように!)
10月1日(土)〜3日(月)にかけて、長塚圭史さんのワークショップが開催されました。
多少人の入れ替わりはありましたが、3日間とも15名程の参加。
「記憶の再生」を巡って、何も無いところから劇を立ち上げるという内容。
先ずは、いくつものゲームのようなワークでお互いの名前を覚えたり、コミュニケーションをはかったり。
いきなり脳みそと体が、未体験ゾーンに突入です。
思いのほか好き勝手に動いちゃっている体をなだめすかし、
あっちゃこっちゃに彷徨っていく思考を必死で繋ぎとめながらワークを楽しみます。
でも楽しいのだな、これがホントに。
シェルボム・お願いじゅげむ・椅子取りおに・10円落とし・・・。
名前〜指パッチン〜ボール〜移動と、それぞれ違った一定のルートを増やしていくワークは、
最初ひどく混乱したのだけれども、
3日目の最後には、6つのルートが同時に滞りなく進行するようになり、
その美しさに心がしんとなりました。
こうしたワークの後、それぞれの参加者が持っている出会いや夢の記憶から、
数人ずつのグループを作り、それを再現していきました。
みんなで意見を出し合い工夫をしながら記憶を形にしていくのは、心躍る作業です。
3日目までにはそれぞれに見どころ満載の数個の再現シーンが出来上がり、
最終的には、全員が円座になった中で、圭史さんの指定された順番に続けて記憶を再生していきました。
この円の中では、今観客であった者が次の瞬間には役者となり、コロスとなり、
瞬時に身を転じてその時を演じます。
心地よい緊張感。心臓がとかとかするような気持ちのざわめき。
もうこれは、ワークショップに恋しちゃってる以外の何でしょう?
このとかとかは、その後1週間ほども私の中に残り続け、
しばらくは、いわゆる一つの恋煩い状態を楽しんでしまったのでした。
さて、このワークショップを導いて下さった圭史さん、
シェルボムのワークで、みんなととてもしっかりと手をつないでいたのが印象的でした。
ちっちゃなことも疎かにしない、一緒にやっていこうという姿勢に信頼を感じました。

切れのある指示を出しながらも、人を否定しない、
そして少年のような笑顔の圭史さんから、
「楽しいことを、機嫌よく探す」というなるほどな言葉をいただいて、
幸せな幸せな3日間は終わりました。
何やら、「次」があるというお話も聞こえてきています。
今回参加できなかった方は、是非次に、
Let's 恋煩い! 

長塚圭史さん 心から ありがとうございました。
長保めいみ

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