2011年10月29日土曜日

臨床するアート2011 東京セッション

10月28日。
アーツ千代田3331 エイブルアート・スタジオ(http://www.3331.jp/floor/b111.html
『臨床するアート2011 東京セッション』を聴きにいきました。


3月11日以降、社会が大きく変わろうとしている今、人々が生に向き合う現場で、どのようなことがおきているのか。
そこで、アートはどのようなものとしてあるのか。
10月13日〜12月15日の間、計6回。
毎回違う6人のゲストの方々と、それらを考える対話の時間です。
http://popo.or.jp/info/2011/12/2011-3.html
http://www.3331.jp/schedule/001237.html


第2回【東北からはじめるーARC>Tという取り組み】
今日のゲストはARC>T事務局長・鈴木拓さん。
視聴参加者20名程度。
小規模ではありましたが、とても密度の濃い対話の時間でした。

震災直後の話。
ARC>T設立当初から今日の活動にいたる経緯。
仙台市内の劇場、舞台関係者の被災状況と今。
避難所のこと、そこに避難していた方々の声。
杜劇祭のこと。
演劇と社会、アートと社会。
仙台という土地でこれから生きていくということetc…。

鈴木さんが、幼少期から現在にいたるまでの、自身の時間軸における経験・心情を交えて、いろいろ話して下さいました。


東北の被災状況と合わせ、
"鈴木拓"という、アートの力を信じて生きる1人の人間の生き様が、浮彫りに。

その話に「新たな時代の変わり目」「アートの可能性」を感じ、涙する参加者あり。


人が人に共鳴し、次なるアクションへと繋がる。
人と人との対話、全てはここから。
演劇という行為にも重なるこの対話、大切にしたい。


そんなことを感じる、充実した時間でした。


大沢佐智子

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