2012年4月15日日曜日

多夢多夢美術のじかんー見えていないこと

4月13日金曜
多夢多夢美術のじかんに行って来ました。13人のみなさんの参加。あるくとからは、私、千田みかさと事務局から高橋彩さんでした。

一人一人が思い思いに自由に描くようにしてからだいぶたつのですが、ほとんどの方が、画材を出すとあっという間に自分で選んで没頭するようになっていて、びっくりします。
そんな中で、じゅんさんはなかなか活動が始まらない方です。美術のじかんだけでなく、ダンスの時も座って見ていることが多いです。
じゅんさんとの美術は、いろいろ誘ってみることから始めていたのですが、ここ数回は「ペン差しアート」を提案していました。キャップを取ってペンを渡します。じゅんさんは、自分で穴を選んで差します。差している間にペンのインクが画用紙に拡がってランダムなドットが描けるのです。
この活動だとじゅんさんはすっとやりはじめるので、気に入ってくれたかなと思っています。
この日は、私はほとんど側にいないで、ときどき行ってペンを渡すだけでした。同じテーブルにいたダイキさんやユウジさんが和気あいあいとお喋りしながら絵を描き、じゅんさんも笑顔でした。
片付ける時間になって、みんなで画材をしまい始め、ふと見ると、じゅんさんは自分でペンのキャップをはめていました。バラバラな色の組み合わせで。それがまた、カラフルで綺麗!
このときまで、私はじゅんさんがキャップを閉めることができることに気づいていませんでした。バラバラな色も、偶然かもしれないけど、じゅんさんはこの方がいいと思ったのかもしれません。
いままで気づかない、見えていないことがたくさんある、人のことは、わかった気になってはいけないと改めて教えてもらいました。

すんぷちょ
千田みかさ

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