(個人のことですが)
お盆と言えば帰省のことでした。昨年までは。
毎年、お墓参りには行きます。
今年は特別で、新盆だったので寺で供養してもらいました。
いつも自分の家と母方の家と両祖母の実家に行きます。
母方の祖母の実家はたくさんの子どもたちが犠牲になった
大川小学校の近くでした。
祖母は車に乗れず、お墓には行けないかもしれない
とずっと人の話ばかり聞かされていたので
一緒に行ってみることにしました。
北上川沿いの堤防兼道路は決壊したらしく、
途中から新しく砂利が敷かれていました。
大橋は壊れ、川に沈んでいました。
私はずっと山の町だと思っていましたが、海が近かったんですね。
川と山に囲まれた豊かな町だったと印象でした。
川から津波が来ると思っただろうか。
川から離れた針岡のふじ沼も海が入って増水し、今にも道路にあふれそうでした。
沼の魚はすべて死んでしまったそうです。
小学校の前には献花台があり、線香をあげてきました。
同窓生の子どもが通っていたので。
こんなにお盆を思ったことはありません。
お盆は帰ってくる日なので、にぎやかに迎えるのがよいとか
盆踊りもにぎやかですね。
あらためて、風習やお祭りのこと、日常における死を考えました。
家族の名前を書くとき手が震えました。
帰ってきてくれたかな。祈りをこめて。
川村智美
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