2011年4月30日土曜日

春はとらっくに乗って


セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンからの依頼を受け、
俳優の真田鰯さんを中心にARC>Tメンバーが劇団「夢とらっく〜結〜」を結成。
4トントラックに夢とお芝居を詰め込んで東北沿岸部を巡回公演しています。

☆夢とらっく劇場「セロ弾きのゴーシュ」☆















4月29日(金祝)岩手県釜石市 釜石市市民体育館前ひろば
4月30日(土)岩手県山田町 山田南小学校校庭
5月1日(日)岩手県陸前高田市 サンビレッジ高田

5月3日(火祝)宮城県名取市 ファミリーマート名取植松1丁目店駐車場
5月4日(水祝)宮城県東松島市 ロックタウン矢本
5月5日(木祝)宮城県石巻市 石巻市立大街道小学校校庭

イベントは13時から15時。お芝居の開演は14時頃からです。

お近くの方はぜひ会いに来てくださいね☆


伊藤み弥

2011年4月28日木曜日

やるっちゃMIYAGI

舞台大道具・美術の会社ファクトリーKの今野さん作
「やるっちゃMIYAGI」ステッカー
みなさん、手に入れましたか?
青年座支援隊の車にも貼っていただきました。

















大変な作業も焦らず「やるっちゃ」でいきましょ


川村智美

写真修復のため、アルバム棚製作打ち合わせ



先日ARC>Tミーティングに出席頂いた、写真家の本田長彦さんとファクトリーKの今野さんとの初めての打ち合わせをしました。
既に志津川小学校で写真の修復場を開いています。

運搬、予算、安全性、汎用性を話し合い、小一時間で様々なアイデアが出ました。
浸水してしまった写真は今度時間との勝負だそうです。
アルバムの棚としての役目が終わっても、様々な用途に使用出来るようにデザインしています。
効率よく、避難所の負担にならないように気おつけながら修復活動を進めていきます。

まるで舞台製作のような打ち合わせでした。
今後もお知らせしていきます。


鈴木拓

2011年4月27日水曜日

歩きだすために

せんだいメディアテークと市民図書館の再開にあわせ、
ことばをめぐる企画「歩きだすために」が5月初めに行われることになりました。

「宮澤賢治の詩を読んでほしいのです」

と、メディアテークからARC>Tにお声掛けいただきました。

有り難く、そしてうれしいことです。

さっそく9名の「賢治読みたち」が集まって構成を練り始めました。
彼らのことばは、あのゆるやかな広場にどんな風を吹かせるでしょう。

どうぞ聞きに来てくださいね。

会場:せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
日時:5月3日(火祝)13時30分〜


伊藤み弥

2011年4月26日火曜日

河北新報夕刊にて

津波を被ってしまった写真の修復をしている
写真家の本田長彦さんが河北新報の夕刊で
紹介されました。
一ヶ月以上経ってしまった写真は洗うと
色素が抜けて真っ白の紙になってしまうそうです。
本田さんは洗う前にデジカメで複写し、
思い出まで流されないように残していく作業を
しています。
また、写真が持ち主にいち早く届けられるよう
活動しています。
「所有者の手元にないと価値が生まれない」






















できるだけ多くの人に思い出が戻りますように


川村智美

多夢多夢舎中山工房★美術のお手伝い


今日もお手伝いに行ってきました。
絵の具やペンで絵をかく時間です。
今日の新しい方法は「にじみ」です。
シジミじゃないよ。
色々な方法を使って好きな絵をそれぞれが自由にかきます。
一緒に遊ばせてもらってます。
みんなの集中力や発想がすごい!
ナカッチが似顔絵をかいてくれたよー。


半田深雪

2011年4月18日月曜日

泥かき作業に行ってきました。


















16-17日と二日間、青年座支援隊の加瀬さん、宇宙さんと
仙台の演劇人たち、
OH夢来'S・鈴木ひろしさん、外崎伸さん、Office over・菅原玄哉さん
Gin'sBar・井伏銀太郎さん、剛蔵さん、武藤祥平さん、
WILD CAT HOUSE・館林敦士さん、空間実験こがねむし・伊藤文恵さん、
(有)舞台監督工房・庄司智仁さん、髙橋舞さん、
劇団I.Q150江目ひとみさん、高橋ゆうすけさんで
被災した劇団I.Q150の寺島さんのお家の泥かき作業に行ってきました。
誰かの船や、バイクやトラックのコンテナ、根こそぎ流された木々を
片付け、泥を運び出しました。
強風で砂埃がひどく、ゴーグルと防塵マスクが必要でした。
家の中の泥は拭いても拭いても浮かび上がって、泥のやっかいさを
知りました。
二日目はなんとかお家の中でお昼ご飯を食べることができ、駐車場に車も
入れるようになったそうです。

できることから、少しずつでもやっていこう。

劇団I.Q150のブログでも紹介されています。


川村智美

2011年4月17日日曜日

東松島市立図書館へ

今日はこどもあゆむネットワークさんのお手伝いで
東松島市立図書館へ、2tトラックいっぱいの本を届けに行きました。
----
こどもたちの手に楽しみが届きますように。
















川村智美

2011年4月15日金曜日

志津川小学校へ絵本を届けに



「こどもとあゆむネットワーク」さんの依頼で三陸町志津川小学校へ絵本を届けに行きました。
青年座の加瀬さんと宇宙さんも同行です。

三陸町は街全体が壊滅状態。
丘のうえの小学校は無事でした。
校庭には仮設住宅が建設中。

絵本、おもちゃ、文房具、子供服などをお渡ししてきました。
写真は撮れませんでした。

街はやっと瓦礫の運び出しが始まっているところです。
まだ悲惨な光景の中、東北電力さんが真新しい電柱を立てて電線を引いていました。
復旧を始めるためにはまず電気なんだなと。

瓦礫の中、新品の電柱がなんだかもの悲しかったです。


鈴木拓

2011年4月12日火曜日

気持ちがゆきかうということー美術のじかん


すんぷちょが多夢多夢舎で行っている美術のじかん。
私の都合で4月いっぱいは毎週火曜日午前10時からになりました。5月からはもとの水曜日午後1時半からに戻ります。
さて、今回は前回までの「ころころアート」「ペンさしアート」に加えて「デカルコマニー」のコーナーを設けました。
参加者の皆さんに、好きなコーナーを選んでもらって創作してもらいます。「自由コーナー」もあります。
すんぷちょでは、みなさんが自分で選択するということを大事にしています。表現の第一歩と考えているんです。
ARC>Tの仲間から、土屋悠太郎さん、半田深雪さん、伊藤文恵さんがサポートに入ってくれました。
土屋さんから以下のメッセージをいただきました。
今日もお疲れ様でした!
美術の時間に二度参加させていただきました。毎回、偶然の線や色から世界が広がっていく様子を楽しんでいます。多夢多夢舎の皆さんとも、1人1人の個性によって作品に向かう集中の仕方があり、それを発見し共に楽しむ過程が自身の勉強にもなっています。
さて4月中は、美術の時間に毎週参加させていただきたいと思っています。よろしければお願い致します。
土屋悠太郎
土屋さん、ありがとうございます。
私も多夢多夢のみなさんから得ているものがたくさんあります。おたがいにゆきかうものがある、それを感じられるのがうれしいです。


千田みかさ

2011年4月9日土曜日

読み語りの収録

4月9日、仙台市長町にある「FMたいはく」にて絵本や児童書の読み語りを収録してきました。
仙台市沿岸部や南三陸町、松島などにも流されるそうです。
ポプラ社さんのご好意により、
「にゃーご」
「くまの子ウーフ」より「くまいっぴきぶんはねずみひゃっぴきぶんか」
「なんじゃもんじゃ」
「ふうたの雪まつり」
「ふうたの花まつり」
「王様ブルブル」
「車の色は空のいろ」より「白いぼうし」
「花いっぱいになあれ」
「海の光」
を読み語りすることができました。
どれもほっとしたり、ふっと笑えたり、優しい気持ちになれたりと、素晴らしい物語ばかりです。
ポプラ社さんのご好意には心より感謝致します。ありがとうございました。
メンバーは渡部ギュウ(仙台座プロジェクト)、
樋渡宏嗣(仙台座プロジェクト)
永澤真美
原西忠佑
高橋菜穂子
美峰子(TheatreGroupOCT/PASS)
でした。
この収録はこれからも続けていく予定です。
ほんのわずかでも被災地にとってほっとする時間になれば、、、と思います。


TheatreGroupOCT/PASS美峰子

2011年4月6日水曜日

多夢多夢舎のみなさんと美術のじかん


多夢多夢舎中山工房は知的障がいをもつ方々のための就労支援施設です。
すんぷちょは3年前からここで「ダンスのじかん」を週1回やらせていただいています。
この3月からは「美術のじかん」も週1回始めることにしました。
1回目は3月9日。これから新しい発見がありそうだとうれしさいっぱいでした。
そして3月11日。震災後、携帯がつながるようになってすぐに安否確認。幸い、みなさん無事でした。
29日には多夢多夢舎が再開し、私は打ち合わせに行きました。
聞けば、利用者さんたちのショックは大きく、中には声が出なくなってしまった方や夜ひとりで寝られなくなってしまった方がいるとのこと。
普段よりゆっくり寄り添うことが必要。そう職員さんと話し合いました。
そこで、ARC>Tの会議で顔を合わせた何人かにお手伝いを頼んでみました。
震災後、初の美術のじかんには、土田悠太郎さん(タイ舞踊)と半田深雪さん(魚類の薔薇)が来てくださいました。
絵の具をつけたビー玉を転がして描く「ころころアート」、ペンを穴にさして描く「ペンさしアート」など、利用者のみなさんと楽しみました。
みなさんが笑顔で楽しそうだったこと、声の出ない方もしっかりペンを握って絵を描いていたことに私の方が勇気づけられました。
3人でこの時間をやれたことで、ひとりひとりのお話に耳を傾けたり、近くにいることができた。今はとにかく一緒にいるだけでほっとするのだな、と思いました。
すんぷちょでは美術のじかん、ダンスのじかんにアーティストのみなさんをお呼びすることを続けることにしました。
長くかかると思われる障がいをもつ方の心のケアに役立てれば、と思います。


千田みかさ