2012年9月26日水曜日

大人のための『コミュニケーション教育』の学校2012

皆様、こんにちは。
仙台シアターラボの澤野です。

本日は、この場を借りて、来週末に実施する仙台シアターラボの事業のご案内をさせていただきたく思います。

今年で3年目を迎える本企画は、これまでアーティスト、教育に関わる方、大学生等、ワークショップに携わる多くの方の学び合いの場として、活用されてきました。
今年は短期集中の日程で、より内容の濃いものになると思います。

出前の活動にも、フィードバックできる部分も多くあるものと思います。
ご興味のある方、ぜひお問い合わせいただければと思います。
よろしくお願いいたします!

以下の、事業の詳細です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大人のための『コミュニケーション教育』の学校2012
~演劇で見えてくるホントのはなす・まなぶ・かんがえる~

この学校では、参加者の皆さんと演劇ワークショップを体験し、見学し、コミュニケーション教育とワークショップのこれからについて一緒に考える場を提供致します。
2010年、2011年に「コミュ二ケーション教育のためのワークショップ」を受講された方のご参加もお待ちしております。

・概要
 演劇の手法を用いたワークショップを通じて、以下の三つを目 指してカリキュラムを組んでいます。
 ●ワークショップという手法自体への理解を深める。
 ●教育や福祉の現場で、それぞれが抱える問題解決のために、ワークショップをどのように活用すれば効果的かということを考える術を身につける。
 ●現場に導入する上での手順や公的機関などから受けられる支援についての知識を得る。

・日時 2012年10月6日(土)~10月8日(月祝)

・会場
 10/6(土) 立町マイスクール児童館
 10/7(日) のびすく泉中央
 10/8(月) せんだい演劇工房10-BOX

・対象
 教育、福祉に従事している方
 身体表現(演劇・ダンス)に関わっている方

・定員 各回20名程度(応募多数の場合は抽選)

・料金 10,000円(単発3,500円)

・各種割引
【リピーターパック】 5,000円(単発2,000円)
※コミュ二ケーション教育のためのワークショップ2010・2011いずれかを受講された方が対象になります。

【アカデミックパック】 7,000円
※対象は大学・専門学生の方となります。初回時に学生証の提示をお願い致します。
※単発での割引はございません。

・応募締め切り 2012年9月29日(土)

・お申し込み・お問い合わせ
 仙台シアターラボ
 Tel.070-5621-4470(澤野) Fax.050-3737-0193
 E-mail  sendai.theatre.labo@gmail.com

・お申し込み 以下の内容をメールにてお申し込みください。
 ●氏名(フリガナ)
 ●年齢
 ●性別
 ●ご希望のコース
 ●住所
 ●電話番号
 ●メールアドレス
 ●職業・所属(学校・劇団など)
 ●備考(単発受講のかたはこちらにご記入ください)

・タイムテーブル【全3回10:00~17:00
第1回 10/6(土)
10:00-11:30「ワークショップとは何か」
11:30-13:00 参加者によるワークショップ体験
13:00-14:00 休憩
14:00-15:30 実際の現場から(1) 小学生ワークショップ見学
15:30-16:30 小学生ワークショップふりかえり

第2回 10/7(日)
10:00-12:00「ファシリテイトの技術とは」
12:00-13:00 休憩
13:00-14:30 実際の現場から(2) 中高生ワークショップ見学
14:30-15:30 中高生ワークショップふりかえり
15:30-17:00 トークセッション「これからの学校教育におけるワークショップのあり方」

第3回 10/8(月祝)
10:00-12:00 ワークショプを導入するには(1) 各種制度の紹介
12:00-13:00 休憩
13:00-15:00 ワークショプを導入するには(2) モデルケースを用いた導入までの流れ
15:00-16:00 ふりかえり(総合)
16:00-17:00 交流会

・協力
 特定非営利活動法人 まなびのたねネットワーク
 のびすく泉中央 立町マイスクール児童館
 せんだい演劇工房10-BOX
・助成 (公財)仙台市市民文化事業団
・後援 仙台市 仙台市教育委員会 宮城県教育委員会
・主催 仙台シアターラボ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上です。
ご一読ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。


仙台シアターラボ
澤野正樹

2012年9月14日金曜日

9/12 せんだい若者サポート ストレッチ&ダンス実施報告



今回の参加者は若者6名、サポステ職員2名、
ARCTからは矢野、瀬川まーちさん、事務局高橋彩さんの計11名。

今回は本番間際なので手短に失礼

サポステでは15日に地域のお祭りがあって
そこでサポステ職員さんがそろってボラーレを踊ってくれるそうなんです。
大げさかもしれないですが、舞踊家冥利につきます!
仕事で見届けられないですが、楽しく踊っていただけるようお祈りいたします。

参加者からの感想
「久しぶりに走った」
「体を動かすことでも人と関わることができるのだと分かった」

夏の間はボラーレやるよといっていましたが、
なんでしょうこの残暑
次回は最後かもしれないボラーレやるよ

矢野文子
(ヤノバレエスタジオ&アーツ)

2012年9月3日月曜日

8/28 気仙沼市古町児童館



おはようシアターで気仙沼市古町児童館に行ってきました!8/12の気仙沼復興市場『みなみまちcodocco』に引きつづき、新しい公共のためのモデル事業「アーティストと子どもたちでつくる創造的アートプログラム」として「気仙沼の幼児親子さんこんにちは」第二弾でした。

古町児童館は、お寺さんの隣の小高い所にある児童館です。お寺さんを通っていくと大きな木があって、守られている印象を受けます。28日は、日ごろ通っている親子さんやその親子さんたちを見守っているおじちゃんおばちゃんが来てくれて、アットホームで優しい雰囲気の中での公演となりました。子ども達は初めて見るものにどきどきしているようでしたが、最近立てるようになった ばかりという男の子は、にこにこよちよち参加してくれました。近所のおじいちゃんとおばあちゃんは、子どもと同じくらい元気に「あさごはん体操」をやってくれて、思わずこちらが笑顔に。

上演後は、先生方がお茶を出してくれてみなさんと交流することができました。最初は緊張していた子ども達もすっかり慣れて一緒に遊んだり、お母さん方とは年齢も近くて他愛ない雑談をしたり(その中で、震災前後の自分たちの状況なども話してくださいました)、すてきなおばあちゃん達は冗談交じりに「今度は一緒に演りましょう」などと話しながら、さっそく皿回しを教えてくれました。

先生方には「いい意味でぬけてていい」という感想をいただきました。前に打ち合わせに行ったときにお話してく ださったことで、印象に残っていることがあります。震災後、気仙沼では多くの方のご支援によって多くの物資であふれたそうです。ある時、小さなお子さんが「なにかちょうだい」と言ったのを聞いたときに衝撃を受けたという内容でした。与えられることに慣れてしまい、このままではよくないと思ったのだそうです。「与える」「与えられる」、という段階はもう終わりにして、自ら選び、つかんでいけるような環境が必要だとおっしゃっていました。「いい意味でぬけている」というのは、子ども達が好きなように参加できるプログラムで、子ども達の発達にとって良い、という嬉しいお話でした。そして、気仙沼にある「小規模保育」のことなどについても教えてくださり、町の中心部から離れてしまう小 さな保育園はなかなか外からの刺激がない、とのことでそういう場所にこそ積極的に行きたいと思いました。

午後は、市役所や古町児童館さんから紹介してもらった「人形劇たんたん」さんを訪ねてみました。気仙沼大島にある「大島児童館」のお話や「NPO法人ネットワークオレンジ」さんとの繋がりの予感を感じつつ帰ってまいりました。気仙沼へ行くたびに、緒が少しずつ繋がり、太くなっていくのを感じます。表現活動に関わっているからこそ得られる幸せだな、と改めて感じることができました。


おはようシアター 川熊美貴