2012年5月30日水曜日

せんだい演劇工房10-BOX開箱10周年記念参加事業 仙台シアターラボ公演『歴史という生き物』

せんだい演劇工房10-BOXを拠点に活動している、仙台シアターラボの代表 野々下孝といいます。
今年で10-BOXは10周年を迎えます。
我々の6月公演も10周年記念参加事業になります。
「試しながらじっくり演劇を創る空間」として様々な演劇人がお世話になっている10-BOX
我々も延々と試しながら、10-BOXでしかできない舞台を創作しています。

タイトルは『歴史という生き物』

今回の舞台は構成演劇という手法で上演されます。
「ストーリーや台詞に頼らず俳優達がゼロから創りあげたシーンを、抽象的な関連性によって連鎖させ、ある印象を作りだす演劇」それが構成演劇です。
構成演劇において俳優は、作家であり、演出家であり、全体であるといえます。
仙台シアターラボでは、俳優の実体験や、あるテーマに沿って抽出したイメージ群の中から各シーンを立ち上げていき、俳優が一番魅力的であることを念頭にそれらをブラッシュアップしていく、という創作スタイルをとっています。
当然舞台における「魅力」は、日常のそれとは異なり、日常においてはむしろマイナスに作用するような場合も少なくありません。その俳優にしか出せない魅力=個性を発見し、生かすための場が、構成演劇の創作現場だといえます。
創作現場では、作家の書いた台詞やストーリーよりも、目の前にいる人間が魅力的かどうかだけをじっくり時間をかけて突き詰めていきます。
それゆえ、構成演劇の舞台に立つ俳優たちは動物性エネルギーに満ち、人間の魅力をまき散らしています。
構成演劇には、演劇が演劇らしくいられるための原初的なエネルギーが溢れています。
今回の舞台では膨大なエネルギーをかけて、生命燃焼活動を行う者たちが数多く登場します。
そんな登場人物を演じる際に小手先の技術はいりません、
俳優に必要なのは、純粋に生命を燃焼すること。
それだけです。
魅力的な俳優達が蠢く舞台を、是非10-BOXでご覧ください。

また今回の公演は、ARC>Tのナンバリング公演になります。
公演で募った募金は、全額ARC>Tに寄付いたしますのでご協力お願いいたします。

仙台シアターラボ公演 『歴史という生き物』
出演 野々下孝、澤野正樹、永澤真美、本田椋、飯沼由和
会場 せんだい演劇工房10-BOX box-1
 仙台市若林区卸町2-12-9 Tel.022-782-7510
公演日程 2012年6月22(金)、23日(土)、24(日)
 開演時間 22(金)19:30  23日(土)14:00 19:00  24日(日)13:00 18:00
 開場は開演の30分前/受付開始・当日券販売は45分前
チケット料金 日時指定・全席自由 
 一般前売:2,800円・当日3,300円
 学生前売:2,000円・当日2,500円(当日要学生証)
 高校生以下:無料(当日要学生証・各回申込先着10名)
チケット取扱・お問合せ 仙台シアターラボ
 Tel:090-9647-4425(野々下)
 E-mail:sendai.theatre.labo@gmail.com
 HP:http://s-theatrelabo.jimdo.com/
 お名前、電話番号、チケット種類、日時、枚数を電話またはE-mailでご連絡ください。

2012年5月28日月曜日

5/13わくわく☆ダンス

5月20日、仙台国際ハーフマラソンで市内が盛り上がる中、
わくわくダンスの第二期がスタートしました。

ARC>Tからは、みかささん、奈津子さん、彩ちゃん、わかやなぎ。
加えて、先日のあるくと100人会議を見て「何かいっしょにできないかと思って」と、
まっさん(松木靖洋さん)も参加。
参加者の方も、顔なじみの方、新しく来ていただいた方。
「前回のわくわくダンスに参加して、楽しくて、待てなくて、
家でもダンスを踊っていました!」という方も。
どんな理由だって、ここに集ったのであれば、みんな仲間です。
それがわくわくダンスです。

ヘルパーさんといつも一緒だったMさんが一人で来ていて、
ちょっとずつだけど積極的にダンスの環に加わろうとしている姿が印象的。
「あたしもやりたいー」と、自己紹介の「いぇい」を一生懸命やる4歳の女の子。
途中で飽きちゃって、窓の外の野球を眺める男の子。
自由でいいと思う。
飽きる時もあるよね。
いろんなものを見たいよね。
やる自由もやらない自由もあるから。

そして本日も、Mさんのセクシーダンス講座。
前期よりもパワーアップして難易度もあがっておりました。
ウェストのサイズダウンにも効果的。うん、効果的。
夏に向けてセクシーなくびれをGETしたい方は、ぜひわくわくダンスへどうぞ!!

9月まで、毎月1回のペースで続きます。
日曜の朝、みんなでわくわくして過ごしませんか??


わかやなぎよしみ(サイダーZ)

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わくわく☆ダンスは宮城県障害者福祉センターの主催事業として実施しています。
ダンサーの千田みかささんを講師としてご指名いただき、
そのお手伝いをARC>Tのメンバーから募集しています。
次回の実施は6/10(日)10:30〜です。
当HPの情報掲示板からも参加申込ができますので、
メンバーの皆様はお気軽にお申込み下さい。

事務局担当 高橋彩

2012年5月25日金曜日

「なつかしい遊びと劇ごっこ」初演

私が小さい時に見た記憶のある「愛染かつら」の木のシーン。
なつかしそうに、その話題をする人や照れた表情をする年齢の高い男性。


過去は忘却のベールで隠されていくらしいが、いつまでも記憶に永くとどまっているものは、
子供の時の印象や青春時代のドキドキ感ではないかしら。
そう思いながら、それを演劇という表現で届けたいという想いでプログラムを作成いたしました。
稽古を重ねていくうちに歌って、踊って、演技して、と盛り沢山な内容になっていきました。


プログラム開発に関わってくれた上島奈津子さん、長保めいみさん、千田みかささん、他の方たち。
音楽で盛り上げてくださる(アンサンブルフェリーチェ)高橋美和さん、相澤洋美さん。
そして高齢者の船渡代志子さん(かと れあproject)さん達の参加。花いちもんめ職員の出演等。
即興性が高い初演でしたが、利用者さんたちの期待、興味、笑顔が、私たちにも伝わり、
共通体験が生まれたひとときだったと思います。


「さあ、はじまりです」
全員モンぺのバスガール。「あっ。モンペだ」という声
バスガールの歌や踊りに、一緒に手拍子や腕の動きをする利用者さんたち。


「最初は、なつかしい遊び広場」
お手玉は男女問わずに楽しんでいただけました。以前は上手かった少し残念そうな方や、
前に出て来て上手なお手玉をする利用者さん等。
あるくとメンバーも利用者さん一人一人にあった楽しみ方で、お手玉遊びが出来ました。


「バス中と観光地」
こちら側の問いかけでも「おはじき、あやとり」「遊ばないで勉強だけしていた」
「お金のかからない遊びをした」とか「金色夜叉」「寛一・お宮」「愛染かつら」
と小気味よく答えが返ってきました。


「次は熱海の海岸」
劇ごっこでは盛り上がりが最高潮。歌を歌い、役者の無言劇。そのあといよいよ寛一と三人のお宮登場。
本番前の稽古が生き、アンコールの声で2回目の寸劇
「最後は銀座公会堂」
「愛染かつら」のショーと歌で青春時代の気持ちに浸ったと思います。

以上、報告でした。  

記  かと れあ

2012年5月13日日曜日

5/12 しおかぜ出前

岩沼市にあるしおかぜ福祉会にて
千田みかさ、上島奈津子、斉藤裕亮が出前を行いました。

参加者は15名程度で
自己紹介、いえぃで挨拶、ぐーぐーぐー、
動物狩りに行こうぜ、自由ダンス、並んでゆれるなど実施しました。
途中15分ほどの休憩を入れた、実質90分程度のワークショップでした。

新しくDJをやりたがる人が増えたり、進んで手を挙げてリーダー役になったりと
自分が前に実施したときよりも参加者は積極的に自分から参加していた印象でした。
全体的にとても良い雰囲気で、気持ちの良い時間でした。


事務局
千田優太

2012年5月12日土曜日

5/11多夢多夢舎「美術の時間」

アルクトメンバーからは
千田みかささん
上島奈津子さん
飯田智穂さん
そしてすんぷちょのメンバーとして、
砂連尾さんのWSアシスタントでもお馴染みの佐々木大喜さんが参加。

今美術の時間では、個人創作とは別に、
以前作品として色をつけたダンボールを利用者さんに細かく裁断してもらい、
その段ボールに新たに色や布を付ける、ということも実施しています。
まったく新しい色を上から塗る人もいれば、
以前の色を活かしたリメイクをされる方もいて、
それぞれの個性が光ります。

また、美術館の絵を描かれた方をきっかけに、
上島さんが以前絵のモデルをされていた話題になり、
美術の時間でもモデルを用意して絵を描いてみる!?
というお話で盛り上がりました。
モデルさんとはいかないまでも、お花や果物や、
何かしらのモチーフを全員で描いてみるのは面白いかもしれません。

新聞紙に絵の具を塗るのが好きなHさんは、
今日も独創的な色使いを見せて下さいました。
写真左下の筆は、指にはめることができる筆で、
Hさんは今まで手元を見ずに筆を使っていたのですが
(それもそれで画伯のようで素敵だったのですが)
この筆になってから、筆のタッチを確かめるように、
手と筆を見て色を塗るようになりました。
画材だけでなく、道具が変わることで見えてくる個性もあるようです。

次回から、美術の時間の冒頭に「先週作った作品紹介のコーナー」を設けます。
ほんとうは美術の時間の最後に行う予定だったのですが、
乾燥させることが必要だったりするので、
次回の冒頭に行うことになりました。

次回の実施は5/18(金)16:00〜です。

あるくと事務局 高橋彩

2012年5月9日水曜日

5/9多夢多夢舎ダンスの時間

今週も、千田みかささんによる多夢多夢舎でのダンスの時間に行ってきました。
メンバーからお手伝いで上島奈津子さんも参加。
体の好きなところで相手にタッチする「イエイ(どこでも版)」から始まり、
好きなタイミングで床を転がる「だるま転がし」(利用者さん命名)や
みかささんが持って来た新しい音楽に合わせて自由にダンスを踊りました。

写真撮影は利用者のMさん。
いつも素敵なショットを撮って下さいます。

最初のころは出前に行くと
「楽しんでもらえてるかな?」
「みんな笑顔になってるかな?」
ということを気にしていた私ですが、
最近では良い意味でそのことを気にしなくなってきました。

自分の気持ちを変えることができるのは、自分だけ。
だったら自分がめいいっぱい気持ちよく体を動かして、
これが面白いな、と思ったことを質より量でいっぱいやってみる。
それにもし誰かが反応してくれたら、それを一緒に楽しむ。
そういう風に意識を変えていくことで、
踊りの経験がまったくなかった私でも、
「踊る」ことをだんたんと楽しめるようになってきました。

これからも多夢多夢舎の皆さんと、
新しい楽しさを見つけていきたいと思います。

あるくと事務局 高橋彩

2012年5月8日火曜日

GWその3 名取・閖上

5/6。
4ヶ月振りの名取・閖上。
自転車で廻りました。
途中、激しい雷雨に見舞われ、コンビニで雨宿りしながら。

129号北側。東岩寺への交差点付近では田植えをしていました。
そこから少し海の方向にいった道路南側(津波にのまれた)の一画にも水が張られていましたよ。

一方、大きな漁船はまだ、路肩や田畑に点在。
日常の品々が細かく砕けたガラスの破片のようになって、土に刺さり埋まっている所も。
閖上ポンプ場のフェンスも津波の痕跡をのこしたままでした。

復興という時間の中で建物の基礎もなくなりつつある閖上は、
リア王のワンシーンを思い出してしまうかのようなシチュエーション。

複雑な思いが残りました。


大沢佐智子

GWその2 雄勝法印神楽

5/5。立夏。
石巻雄勝町大須八幡神社祭。
雄勝法印神楽の奉納を観にいってきました。
http://www.geocities.jp/hoinkagura/

神楽舞台が、宮守・佐藤さん宅の庭先に組立てられ、
下は0歳の赤ちゃんから上は??歳のおじいちゃんおばあちゃんまで、
町中全世代のたくさんの人たちがその場に集い、3年振りのお祭りに興じていました。
(昨年は震災、一昨年は大雨で中止)


大人に抱っこおんぶされた赤ちゃんは、
太鼓の振動や接してる大人の興奮をちっちゃい体でダイレクトに感じていたんじゃないかしら。

その辺を駆け回るチビッ子たちは、
神楽舞台の下をかくれんぼ場所にしたり、材に頭ぶつけたりぶら下がったり。
絶好の遊び場にしていました。

小学生による神楽も披露されました。

シャレッ気真っ盛りの異性をちょっと意識している中学生男子女子の姿も。
数名の女子は、神楽舞台正面(神輿の下)に頬杖つきながら、ガブリつきで神楽を楽しんでました。
1人の男子は多分意中の子であろう女子の隣に座り、神楽そっちのけな感じでした。

神輿の担ぎ手の青年たち、神楽師の方々は、とにかくカッコいい!
この雄姿を羨望のまなざしで見つめていた小学生男子も。

客席で観ていた一人の熟年女性は神楽師に誘われるがまま舞台上へ。
一緒にキレのある即興神楽を披露してました。
「ちっちゃいころから観ててリズムわかってんだから(舞ってしまうのは)しょうがないよね。祭だからいいよね」と。

祭りを取り仕切る男たち。
祭りの席を振舞う女たち。
長年の祭りの記憶を持って、今の祭りを支え見守り楽しんでいる、おじいちゃんおばあちゃん方。


「血が騒ぐ」まさにその言葉がピッタリ。

理屈じゃなくカラダを突抜けていくこの衝動によって繋がる人と人の関係、記憶に刻み込まれる原風景を
「これぞパフォーミングアーツの原点!」と身を以て実感できたことは、
今このタイミングでとても個人的に意味のある体験でした。
今後の活動の明確な指針が見えた気がしてます。

な〜んて堅苦しいこと抜きに、
祭り好きの私としては、とにかく涙がでるほどの大興奮の1日となりました。


大沢佐智子

GWその1『HUMORA』

5/4。
パルコ仙台に出現した期間限定ショップ『HUMORA』に行ってきました。
http://www.ableartcom.jp/newsb/index.php?e=110

ディスプレイされていた商品はみな、
色彩が鮮やで、形や線に作者の体温を感じる素敵なものばかり。

「美術のじかん」で顔馴染みの多夢多夢舎のみんなが作ったペーパーバックも商品として販売されていました!

障害のある人のアートの力で、被災地の障害のある人の"しごと"の復興を支援する
「タイヨウプロジェクト」の商品も、たくさん店頭に並んでいました。
http://www.ableartcom.jp/newsb/index.php?e=84

ショップの一角にはWSスペースがあり、
わたしも無地の布製手提げにスタンプペタペタ押して、お気に入りを作ってきましたよ。

店の看板娘・息子として、ARC>Tメンバーの方々もたくさん関わっていた様子。
おつかれさまでした。

楽しかったです。


大沢佐智子

2012年5月2日水曜日

イラク渡航記_day2

イラク二日目。
7時から朝食ミーティングと聞いていたので、時間通りいくと誰もおらず。1時間待ってもこないので一度部屋にもどる。どうやら朝食のインフォメーションとミーティングの話を混在して聞いてしまっていた。その後11時からミーティングとの電話がきて解決。

ここで僕と一緒の第2レクチャーチームのバーバラ(ブラジル・アクター/社会学者)とトーマス(ドイツ・演出家)と対面。第一グループのサラ(クルディスタン・アクター)、ジェシカ(ウガンダ・演劇史博士/評論家)も交え、昼食をとりながらミーティング。聞き取りはある程度出来るが、こちらの細かな意思を伝えられない。手探りで対話して何となくカンファレンスの進行を理解する。後半はそれぞれのお国事情の話になり、こうなるとついていくのが厳しくなった。この英語問題はこのあとも度々出てくるが、今回ほど英語ができないことを悔やんだことはなかった。

面白いのはそれぞれの役職、肩書きが独特であること。上記した肩書は話をしていて日本でいうところの多分そうだろうという推測だ。ちなみにサラはTheaterMaker、バーバラはActress,Sociologistって言ってた。本来の意味するところ調べきれていないけど、土地によって考え方、やり方は様々だなと再確認した。ウォーキングARC>Tで東京と仙台を比較しながら、"それぞれの方法論"を議論していることを思い出した。

決定的に違うのはやはり彼らはこれを職業として生活していること。ちなみにイラクでも演劇人は非常に特別な仕事で、専門的な勉強をしなくてはなれない。故に職業として成立する。ここも日本の習い事の文化が影響してくる話だけど、どちらがいいかは個人的には悩むところ。

そのままエルビルの郊外にあるDepartmentTheater(未確認)へ。住宅街にあるこの劇場、公営だと言っていた思う。館長は役人で、芸術監督が現地の演劇人が務めているようだった。この劇場の雰囲気が素晴らしい。

客席は120席くらい。舞台は袖なし、間口4間、奥行3間といった感じ。廊下にはこれまでの公演の写真が飾られていた。建物は花壇で囲われており、お世辞にも綺麗とは言えない施設だけど、確かにそれは街の中にある、という感じがした。

セレモニーは主催者挨拶、各国のパネラーの紹介、そして現地の演劇人たちによるアラビア語でのパフォーマンス。演出はウガンダのジェシカ。ウガンダでの情勢とイラクの現状を重ね合わせた内容だった。一人の男が街の中で迷い彷徨いながら、人々と触れ合っていく、という内容だったと思う。そのあとジェシカ本人から解説があったが、作品の着想や、歴史的背景は聞き取れなかった。録音しているので帰ったら解読しよう。出演してたのは多分僕と同じ年代の若者たち。普段の生活が気になったけど、時間がなくて聞けずじまい。最終日にも会えるだろうか?

出席者は60人くらいだろうか。20カ国くらいの演劇人が集まっている。式典は一時間くらいで終了。一通り挨拶をして、その後近くのブッフェレストランで会食。

会食終了後、僕らのチームカンファレンス初日のドフォークへ移動。19時過ぎてたかな。現地のコーディネーターの車に荷物を積み込んで出発。しかしここで誤算。事前に調べておけば良かったんだけど、エルビル - ドフォークは片道4時間かかった。長距離の心構えをしていなかったので、かなり疲れた。

ドフォークのカンファレンス会場は大学。新築のかなり近代的な施設だった。何故か宿泊施設が入っている。この旅で唯一まともなホテル。ホテルの部屋に着いた時点で23時を過ぎていた。原稿をチェックして就寝。

今回のカンファレンス、講師は英語でレクチャーをし、現地通訳者がクルド語に訳す。30分のレクチャーの後ディスカッションを30分。それを3人繰り返す。僕は事前に原稿を送っており、それが英語とクルド語で訳されている。僕は日本語でレクチャーし、通訳者が原稿を読み上げるという方法だ。本来ならば、日本語・英語・クルド語を話せる通訳者を各地で用意するよう調整してくれていたのだが、最終地のスライマーニーヤ以外では見つからず、このような方法になったのだ。なのでレクチャー部分は良いのだが、問題はディスカッションであった。事前に出るであろう質問を予測して、英語での答えを用意した。

色々と準備はしていたのだが、現地に入ってから思うこともあり、この後もその土地毎に手探りを続けることになる。

※多くの写真と、イラクの街の様子や感じた事をFacbookで日記にしています。よろしければこちらもご覧下さい。
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