2012年1月10日火曜日

1/10出前部報告:塩竈市藤倉保育所へ


ダンサーのおどるなつこさんと、三角フラスコの小濱昭博さんと共に、
塩竈市にある藤倉保育所へ出前に行ってきました。
おどるなつこさんは「あしおとでつながろう!プロジェクト」
というタップダンスセッションを神奈川で開催しており、
大沢佐智子さんの紹介でARC>Tにメンバー登録をされたそうです。
今回の保育所さんからの出前依頼に対して、
「子どもたちに、足踏みをして踊る機会はいかがでしょうか?」
というお声をいただき、実施となりました。
参加者は0歳児〜5歳児までの80名。
なつこさんが子ども達の歌う「上を向いて歩こう」に合わせてタップダンスを披露したり、
手作りのタップシューズを子ども達が履いて、一緒に踊ったりと、
常に笑顔が溢れる現場でした。
タップを踏む時のカツン、カツン、という音に惹かれるものがあるのか、
1歳になりたての子がよちよち歩きでなつこさんに近づき、一緒に踊るという
微笑ましい光景も見られました。
その子は普段人見知りで、自分から知らない人には近づかないそうで、
先生方も驚かれていました。
本物の文化芸術に触れることによって、子ども達の、
普段は見られない表情や個性がふっと表れる。
そういう瞬間に出会えたとき、出前活動に来てほんとうに良かったなと感じます。
プログラムが終了した後に先生方からも、今日のような子ども達が文化芸術に触れる機会を、
震災対応という一時的な形ではなく、これからも継続していってほしい、
というお言葉をいただきました。
震災直後は、とにかく体を動かすことや、ショックを受けた心のケアといった
"今"を生きるための出前活動を行ってきましたが、
これからは"未来"を生きていく子ども達に向けて私たちが何を残せるのか、
今までより一層考えていかなくてはならないことだなと感じました。
【お知らせ】
その1:
おどるなつこさんより、Child Fund Japanが発行している
「被災後の子どものこころのケアの手引き」
という冊子をいただきました。
9.11の際にアメリカで発行されたものを日本語訳したもので、
子ども向けのWSを行う際に気をつけることや、具体例などが記述されています。
興味のある方はアルクトオフィスの掲示物スペースに置いてありますので、是非ご覧下さい。
その2:
3月10、11日に、舞台美術を大沢佐智子さん、振付をおどるなつこさんが担当した、
横浜しんさい市民ミュージカル「ト・キ・ノ・キ・ズ・ナ」
が、神奈川公会堂で上演されます。
詳しくはこちらをご覧下さい。http://kanagawakizuna.com/

高橋彩

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