2012年8月15日水曜日

8/13 いわて子どもの森で世界の踊り体験


岩手県立児童館いわて子どもの森に行って来ました。
日産プレジデント基金あそびプラスOneプログラムとしての参加です。
お盆休みのこの日は、サマーフェスティバルの一環で世界のダンスを体験するコーナーが企画されていました。
そこに、インド舞踊をインドで学んだ居舘倫絵(すんぷちょメンバーで岩手県在住)と、
ホンジュラスでサルサを体験した千田みかさが行って来たのでした。
同じコーナーでは他にネパールの踊りの紹介(秋田の青年海外協力隊OB)、ハワイのフラダンスの
発表(岩手のフラダンスチーム)が行われました。

この児童館は「子どもが自分で責任をもって自由に遊ぶ」をコンセプトにしています。
真っ暗になったり素敵な照明に変化するトンネルみたいな廊下があったり、3階まで吹き抜けになっている
空間の天井に雲が吊ってあったり、そこを滑り台で降りて来れたり、子どもラジオ局があったり、
「おもちゃの湯」があったり。
子どものテンションを上げる工夫がアチコチにありますが、「ああしなさい」「それはダメ」という大人の姿がないのです。
職員は「プレーリーダー」と名乗っていて、廊下でテンション上がって走ろうとする子に「行け、行け」と
励ましたり、家族に「ここはみんな走りたくなるんですよ」と子どもゴコロの理解を促したりする役目を担っているようです。

さて、「世界のダンスコーナー」ですが、館内の広場のようになっている空間で行いました。
当日はあいにくの荒れ模様。いつもだと外の池で水遊びや泥んこ遊びを楽しみにしている子どもたちと家族が、
館内で右往左往しています。

倫絵さんによるインド舞踊が始まると、集まった子どもたちは前にぐっと乗り出して見ています。
無音で踊る儀式のような踊り。そのおごそかな空気は、ざわめく空間でもちゃんと伝わっているようでした。
「では、立って一緒にやってみましょう」と呼び掛けると、これは難しかった。
人の往来のある場所での体験型プログラムは参加者はしり込みしてしまうのですね。

ホンジュラスのダンスでも同じでした。
サルサはホンジュラス人が集まると踊る人気のダンスなので、ホンジュラス発祥ではないのですが、紹介しました。
が、元々カップルで踊るので、観賞してもらうこともできず、まず体験と思って始めましたが、参加してくれる人がいない!
まるで路上パフォーマンスです。
一人、乗って来てくれた婦人がいたので、ホンジュラスの話をしたり、スペイン語のあいさつをしたりしながら、
サルサの音楽をかけてステップを一緒にやってもらいました。
次第に人が集まって、「Hola!」「Hola!」とやり取り、サルサの音楽でダンスを体験してもらえました。


同じプログラムを2回行ったのですが、路上のような場所で体験型プログラムをすることの難しさを痛感しました。
子どもの森のスタッフも予想外だったようです。
ただ、観賞型にすれば人は集まるけれど、それでいいかというとちょっと違うかもしれません。
「体験を」と願って立てられた企画だったので、参加人数20名くらいは、あれでよかったかなとも思います。
自由に出入りできる子どもの森の特長を考えて、参加しやすい体験のやり方は工夫しなければ、とは思いました。

障害のある子どもたちがノリノリで踊ってくれたのに、助けられました。
やっぱり、私はどこでもかれらに助けられるんだなあ!

個人的には、路上パフォーマンスはひさしぶり(路上じゃないけど)。
楽しかった!また、路上やりたいと思ってしまいました。


すんぷちょ代表 千田みかさ

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