2012年8月24日金曜日

8/12 みなみまち cadocco


気仙沼復興商店街-南町紫市場にある『みなみまちcadocco』で、「おはようシアター☆おもちゃ箱」を上演してきました。この公演は、新しい公共のためのモデル事業「アーティストと子どもたちでつくる創造的アートプログラム」として行きました。気仙沼で「おはよう☆キッズ」というプログラムを実施するために、何度か気仙沼へ通っていろんな方と少しづつ知り合い、まずはこんにちはと挨拶の意味をこめての上演でした。

南町は津波被害にあった地区ですが、再び南町で暮らそうと決意した方々が、子どものコミュニュティーの復活を目指し、「集まる」「つくる」「楽しむ」をコンセプトに、比較的被害の小さかった空き店舗を活用して『みなみまちcadocco』をつくられたそうです。『みなみまちcadocco』は、通りに面して二方向が大きなガラス張りになったスペースで、外から何をしているかが見えて自由に出入りができ、まさに子ども達が気軽に集まれるおもしろい場所です。さらに、遊び場としての機能だけでなく、情操教育や文化芸術に触れることができる場所としての役割を目指しているということで、様々なワークショップなどが行われています。

当日は、『気仙沼みなと祭り』の二日目でした。気仙沼にあるいくつかある仮設の商店街では、それぞれイベントなどが催されたりしたようです。南町紫市場でも、野外ステージなどが組まれ、地元アイドルなどが来ていました。その盛り上がりに便乗して、たくさんの幼児親子さんとこんにちはできるんじゃないかしら、と乗り込んだのですが、始まる間でどのくらいのお客さんが来てくれるか全くわからずドキドキでした。チラシをつくり、仮設住宅にお住まいの方々にまいていただいたり、児童館や高校に送ったり、地元の新聞にのせてもらったりしたのですが、残念ながらチラシを見て来たという親子さんはいらっしゃいませんでした。ですが、商店街を歩いていた幼児親子さんに声をかけると、どんど ん集まってくれて33人(大人、子ども含む)の方が集まってくれました。

今まで呼ばれて上演していたのと違い、自分たちでいろんな方と出会ってお話をして、まずは上演させてもらってこんにちはしよう!という初めての試みでした。いつもと勝手が違うからかちょっと緊張したのですが、いつも目の前にしている幼児親子さんと同じように、手を動かし、声を出し、体を動かし、笑顔を見せてくれました。公演後は飲み物やお菓子を食べながら、お話もしました。仮設住宅に住んでいるというお母さんや、お盆休みで気仙沼に帰って来ているという5歳の女の子。とても楽しい時間を過ごせました!!とはいえ、もろもろ反省もあるので、一回一回気づいたことを改善しながら、徐々に気仙沼のみなさんと顔見知りになっていければと思います。次回は8月28日に、気仙沼市立古町児童 館に、おもちゃ箱のようなお楽しみを届けに行きたいと思います!

おはようシアター 川熊美貴

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