2012年5月8日火曜日

GWその2 雄勝法印神楽

5/5。立夏。
石巻雄勝町大須八幡神社祭。
雄勝法印神楽の奉納を観にいってきました。
http://www.geocities.jp/hoinkagura/

神楽舞台が、宮守・佐藤さん宅の庭先に組立てられ、
下は0歳の赤ちゃんから上は??歳のおじいちゃんおばあちゃんまで、
町中全世代のたくさんの人たちがその場に集い、3年振りのお祭りに興じていました。
(昨年は震災、一昨年は大雨で中止)


大人に抱っこおんぶされた赤ちゃんは、
太鼓の振動や接してる大人の興奮をちっちゃい体でダイレクトに感じていたんじゃないかしら。

その辺を駆け回るチビッ子たちは、
神楽舞台の下をかくれんぼ場所にしたり、材に頭ぶつけたりぶら下がったり。
絶好の遊び場にしていました。

小学生による神楽も披露されました。

シャレッ気真っ盛りの異性をちょっと意識している中学生男子女子の姿も。
数名の女子は、神楽舞台正面(神輿の下)に頬杖つきながら、ガブリつきで神楽を楽しんでました。
1人の男子は多分意中の子であろう女子の隣に座り、神楽そっちのけな感じでした。

神輿の担ぎ手の青年たち、神楽師の方々は、とにかくカッコいい!
この雄姿を羨望のまなざしで見つめていた小学生男子も。

客席で観ていた一人の熟年女性は神楽師に誘われるがまま舞台上へ。
一緒にキレのある即興神楽を披露してました。
「ちっちゃいころから観ててリズムわかってんだから(舞ってしまうのは)しょうがないよね。祭だからいいよね」と。

祭りを取り仕切る男たち。
祭りの席を振舞う女たち。
長年の祭りの記憶を持って、今の祭りを支え見守り楽しんでいる、おじいちゃんおばあちゃん方。


「血が騒ぐ」まさにその言葉がピッタリ。

理屈じゃなくカラダを突抜けていくこの衝動によって繋がる人と人の関係、記憶に刻み込まれる原風景を
「これぞパフォーミングアーツの原点!」と身を以て実感できたことは、
今このタイミングでとても個人的に意味のある体験でした。
今後の活動の明確な指針が見えた気がしてます。

な〜んて堅苦しいこと抜きに、
祭り好きの私としては、とにかく涙がでるほどの大興奮の1日となりました。


大沢佐智子

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