2011年12月11日日曜日

【東京・板橋】”SUBTERRANEAN Dialogue” 三角フラスコ×ペピン結構設計「ハウ・アー・ユー」公演中。12/13(火)まで




あの日から今日で9ヶ月です。今日は私の両親の月命日ということになります。
すっかり冬になりました。あの頃、着ていた服をまた着ることも多くなりました。

12/7水から東京に来ています。今回は、池袋から東武東上線で3つ目、大山駅にあるサブテレニアンという劇場の"Dialogue"という企画で、私がプロデューサーをしている三角フラスコが、横浜を拠点に活動しているペピン結構設計さんと一緒に公演をしています。昨日、無事に初日が開けました。

三角フラスコは、今年8月に「INDEPENDET:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 仙台」で初演、11月に大阪「INDEPENDENT:11」で再演した瀧原弘子の一人芝居「はなして」を東京に持ってきました。再々演になりますね。

ペピン結構設計さんは、当初構想していた次回作とは別に、急きょ今回の企画のために新作「アマゾン」をクリエーションしてくださりました。ペピンさんから三角フラスコへの手紙のようだな作品に感じています。仙台と横浜、それぞれの地域で製作された2つの作品がひとつの公演になって、皆さんにお届けできるのが、本当に嬉しいです。

ペピン結構設計さんとは、制作の里見くんと、とある制作者向けのワークショップで偶然隣になったことで知り合いになりました。それが、確か2004年のことです。その後、当時の東京国際芸術祭・リージョナルシアターシリーズでペピンさんが上演した「東京の米」を観に行きました。その作品から「物語る力」を強く感じたのを今でも覚えています。

以降、私は一人のファンとしてペピン結構設計というカンパニーを追い続けてきました。「ポエムの獣」「伝説」「蜜の味」「シンデレラ」「トンカツであーる」「お母さんしかいない国」どれも、私にとっては大切な作品たちです。

今回、横浜と仙台という距離をお互いに大切にしながら、こうして2011年最後に一緒に公演をできることは、小さな奇跡だと思っています。いろいろ、本当にいろいろあった私たちが東京の劇場でお待ちしています。

どうか、皆さんに、"あなた"に、お会いできればと思います。

SUBTERRANEAN  Dialogue
三角フラスコ×ペピン結構設計「ハウ・アー・ユー?」
-仙台と横浜、それぞれの物語。2作連続上演-

三角フラスコ「はなして」
作・演出:生田恵 出演:瀧原弘子

ペピン結構設計「アマゾン」
作・演出:石神夏希 出演:下田寛典 角北龍 中澤大輔 吉田能 武井翔子

2011年12月10日(土)~13日(火)

開演時間
10日(土)15:00/19:30
11日(日)15:00
12日(月)15:00◆/19:30
13日(火)15:00◆
※受付開始(入場整理券発行)・当日券販売=各40分前
※開場=各20分前
※上演時間(予定)=約75分/途中休憩あり

会場:サブテレニアン
東京都板橋区氷川町46-4 B1F 080-4205-1050
http://subterranean.jp/

東武東上線「大山駅」北口から徒歩7分(大山駅は池袋駅より3つ目です。)
都営三田線「板橋区役所前駅」から徒歩3分

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書き始めたのは、5/7。いろいろあって中断していた、一人芝居の稽古再開初日。一人芝居だっていうのに、森さんがなぜか闖入。タキハラさんと二人で謎のダンスを踊る。それを見て、「はなして」というタイトルが浮かんだ。「書く」 ことがなかなかできなかった私は言葉のカケラをかき集めた。風景と、記憶の断片。そんなものでできている。再演にあたって久しぶりにタキハラさんの声で聞くと、一挙にあの場所まで連れ戻された。癒えない傷を隠す必要はどこにもないんだ。
-生田恵(三角フラスコ)

2月初旬にペピンの公演があったとき、三角フラスコの皆さんが横浜まで来てくれました。私たちはその2ヶ月後、高速バスで仙台へ行きました。森さんが「コンビニでパンが買えるようになった」と話していたのを覚えています。仙台―東京をパンが行き来することにも人間が行き来することにも、等しく感動がありました。その距離を超え今回もやって来た三角フラスコさんを思います。そして 日々行き来するパンのこと、そのリズムのことを。
-石神夏希(ペピン結構設計)

三角フラスコ
1995 年結成。宮城県仙台市を創作拠点として活動。これまで36 本の作品を上演。代表の生田恵がほぼ全ての作品で作・演出を担当。作品に応じて劇場以外に も野外やアートギャラリー、喫茶店、美術館を会場に公演を行う。札幌、東北各 地・東京・大阪など、他地域での公演多数。

ペピン結構設計
1999年結成。BankARTやSTスポットなど横浜で演劇活動を行い、これまで18本の作品を上演。メンバー全員で企画立案を行い、石神夏希が作・演出を担当。日々 の生活から生まれる問題意識を持ち寄り、作品に反映させることをポリシーとし ている。

主催:三角フラスコ・ペピン結構設計 共催:サブテレニアン 

公演の詳細|「すずかけ連絡簿」http://frascoweb.jugem.jp/

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森 忠治:chuji mori
プロデューサー/ワークショップデザイナー 

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