2012年7月18日水曜日

7/11(水) 多夢多夢舎「ダンスのじかん」



7/11(水) ARC>T出前部 「ダンスのじかん」 @多夢多夢舎中山工房
■ファシリテーター:千田 みかさ(すんぷちょ)

今回で2回目の参加。

前回の経験を活かして今回は更に深い関わりを!
と息巻いて臨んだ訳なのだけれども、しかし、
そういった性急な姿勢が実は命取りなのだということを
つくづく実感させられた1時間半でした、、、
というのも、その姿勢が気負いを生み、その気負いが空回りを生み、
そして空回ることで焦りが生まれ、焦りから更に気負い、、、
という悪循環に陥っていたのです、、、

自分の負けん気や、妥協が大嫌いなこの性格は、
プレイヤーとしては非常に強みであるのだけれども、
ファシリテーターとしては時に障壁となってしまうのだなということを、
今回は嫌というほど思い知らされました。

せっかく今回、横山コーナーをみかささんから与えてもらったのに、
自分のこの前のめりな性格が災いし、
更には俳優以外の方を対象としたWSの経験不足と
自身の見込みの甘さも相まって、
不完全燃焼で終わってしまいました、、、


たぶん自分は自惚れていたのでしょうね。
たかだか一度や二度同じ時間を共有しただけで相手のことをわかった気になって、
然るべき段階を踏むことをすっ飛ばして
どんどん相手の領域へと踏み込んでゆこうとしてしまっていたのだから。

自分のペースもあれば、相手のペースもある。
しかもそのペースだって一人ひとり違っている。

そのことを忘れ、自分自身の勝手な思い込みだけで先へ進んでいけると勘違いし、
相手を巻き込んでしまおうとしたこと、、
これは猛省し今すぐにでも改めてゆくべきことだと思います。

そのためにも「待つ」ということがきっと重要になってくるのでしょう。
が、自分としては、この「待つ」という心の持ち方にも少々違和感を覚えていて、
この「待つ」という発想には、なんというかこう、
「先行者が、遅れている人間が追いついてくるのを待ってやっている」という
妙な優劣の関係性が見え隠れするような気がするのです。

や、まあ、そんなものは言葉遊びでしかなくて、
一般的にはもしかしたら呼び方を変えてみたって
大して変わらないことなのかもしれません。
が、しかし自分の場合は、そのようにして言葉を変えてみることで自らの認識を変化させ、
結果、行動そのものを変化させる、というコツのようなものを
これまでの経験の中でずっと養ってゆくよう意識して生きてきたため、
こういった些細な言葉の扱いにはこだわってゆきたいのです。

また、そもそも自分の性格上、
「待つ」という発想では待てないと思うんです。
それに、下手に「待とう」と意識することによって
「我慢」という発想まで加わってきてしまうと思うので、
お互いにとっていい心持ちで向き合えるとも思えないのです。

さて、では「待つ」以外でどのような発想が考えられるのでしょうか。

ふと思ったのは、彼らの中では、自分にはない時間の流れ方をしている訳だから、
その時間の過ごし方楽しみ方を彼らから盗んでみようという姿勢で臨んでみたらどうか、ということ。
早さではない、他のポイントに価値を置いた時間の過ごし方を、
その道の先輩に教えを請うような姿勢で臨むのです。

や、単なる思い付きであったのだけれども、しかしこう考えてみたら、
なんだか彼らと共に過ごすことで未知の感覚に出会えるような予感がしてきて、
今、とてもわくわくしてきてます。

彼らから、こちらにはない感覚を盗ませてもらい、そのお返しとして、
こちらからも彼らに楽しい時間を過ごしてもらえるよう精一杯の力を尽くす。
そんな素敵な循環を生むことのできるような関わり方を、
今後してゆきたいなと、そんなことを、今は思ってます。


みかささんにも、また今後も懲りずに挑戦してゆくつもりであることはお伝えしましたし、
それを理解しても頂けたので自分としては
前を見続けチャンスがある限りは何度でも挑んでゆくつもりです。
もちろんその一回一回は、全力で取り組んでゆくことが大前提として、ですが。


おそらくはもう一度、
自らの強みと弱みを洗い出してみる必要があると思います。

そもそも自分はこれまで経験の足りない場で何かを行う時は、
入念過ぎるほど入念に準備を重ねた上でその場へと飛び込んでいっていたはず。
その準備があったからこそ、イレギュラーがあっても
予め立てていたプランなどを微塵も惜しまず手放せていたのであって、
行き当たりばったりで対応できるほどの器用さを
自分は元々持ち合わせていない奴なのだということを忘れちゃいけないんですよ。

今回、そのことを思い出させてもらえたことが、一番の収穫だったのかもしれません。


参加する度に、実に学びの多い時間を過ごさせてもらっております。
本当に、ありがとうございました!

今後もどうぞよろしくお願い致します!

横山真

0 件のコメント:

コメントを投稿