2011年11月26日土曜日

いよいよ明日は本番!

招聘で伺っている枝光アイアンシアター。
早いもんでいよいよ明日は本番です。


今日も北九州の方々と沢山ふれあいました。
午前中はアイアンシアターのスタッフ沖ちゃんとイマタカちゃんと制作面の打ち合わせをし、必要なものの買い出しにいきました。


本日も2コマ行ったWSでは、また新しい出会いがあって、毎日毎日"トモダチ"が増えていくのが進学したての学校みたいで、季節は冬なのに心地よいぽかぽかな気分です。


ご飯を食べた後、商店街へカメラとチラシを持って繰り出し、公演のお知らせをしながら『逆立ち行脚枝光商店街バージョン』を敢行。
その時のユニフォームはなんと枝光本町商店街青年部ジャンパー!!!
商店街のまとめ役三木さんにお願いして快く貸していただきました。

行脚の時には相談したすべてのおとうさんお母さんが店先での逆立ちを快諾してくれて、いろんな話をしてくれて、仲良しになった肉やのおっちゃんが道端でやってる小さな屋台で話している時には『早く戻って練習しろ!このオヤジと焼き鳥食っててもうまくなんないぞ〜』なんて冗談をいってくれる方もいて。

私たちが枝光にきて、まだたった数日。
だけど、枝光の人々と私たちの、この密着した距離感。

WSにきてくれてる小2の"わか"と"あいあい"は、学校が終わってアイアンシアターにくると、『あきー!あれ?あきは—?』って2階で休んでるアタシを探す声。


アツすぎてあったかすぎて。もう、泣きそうです。


でもまだ涙はこらえ、本番にむけて今夜はお酒も量を加減しながら小道具などの本番準備中です。


すんぷちょ照明担当
高橋亜希

2011年11月25日金曜日

自主練

今日は10-BOXにて、先月開催されたウォーキングアルクトStreet_01の参加者有志によって自主練をしてきました!
あの時の出会いや発見の歩みを止めてはならぬ、歩み続けたい、そんな想いで実現したものです。
内容は様々な『ゲーム』や記憶に残っている出会いのシーンをクリエイションする『記憶の再生』。
一ヶ月前のことを思い出しつつ、ムクムクと感覚を取り戻しながらの2時間半でした。
今後も定期的に自主練を企画していきます。ホームページやメルマガなどでも告知していければと思っています。前回の参加者はもちろん、参加したかったけどできなかったぁ〜!なんて人もどうぞ自主練にご参加ください!

原西忠佑

えだみつで初めて震災を実感する。

えだみつ4日目。
初めての皿倉山。
奇跡的な晴天で倒立なんかやってみる。
新日本三大夜景の景色は忘れられない。

本番2日前のワークショップは
強引な感じに作品作りになってるけど
参加者の皆さんは容易についてくる。
えだみつの皆さんのパワーに毎日びっくりさせられる。

今、アイアンシアターの皆さんに
夕食をごちそうになりながら
熱い話を酌み交わしている。
仙台人にとっての大震災。
えだみつ人にとっての大震災。
お互いの体験や思いを語り合う。

こんなにも離れた土地に生活しているはずなのに
こんなにも東北人の気持ちを感じてくれている人は
今までいなかったかもしれない。

北九州に来て、人と出会って
はじめてこの震災を実感した気がした。
外に出てみて、改めて思い知らされる震災がある。

えだみつに来て下さい。
ただ、それだけです。


千田優太

2011年11月24日木曜日

ミラノつれづれ_7 カラフル

お世話になっているエルフォ=プッチーニ劇場のみなさんはただいま「冬物語」旅公演に出ていますので、
よその劇場のことをちょっと書きます。




まずは、音響+映像+照明+身体の即興表現をテーマにした"FESTIVAL PULSI 2011" をのぞいてみました。
TAKLAというインプロ集団が市北部郊外の展示場みたいなところに拠点を置いて、自分たちの活動のほか、
一年を2期に分けてアーティスト・イン・レジデンスのプログラムを展開しています。
会場は卸町サンフェスタとか仙台港アクセルぐらいの距離感でしょうか。遠かった。

4組のプレゼンテーションはまだ発展途上な印象もありましたが、お客さんは温かい拍手を送っていました。
実験的な表現というと若者だけかと思いきや、客席にはご年配の方がかなりいました。


続きまして、市地下鉄南端の駅に近いリンギエラ劇場。




この劇場は、世間の常識や偏見とたたかう風情の、かなりインディペンデントな小屋です。
以前、市当局に営業中止を勧告されたとか何とか。
「人間の多様性」というこの作品は、LGBTに対する偏見を逆手にとって笑い飛ばす爽快なものでした。
(ご本人たちには実際深刻な問題でしょうけれども)


さて、最後はスカラ座博物館です。





チケットがいつも売り切れで、私はまだ劇場本体には行ったことがありませんが、併設する博物館から劇場内部をちら見できます。
いやはや豪奢とはあのような様を形容するのでしょうねえ。あいにく写真撮影厳禁なので画像なしです。

見学していると、解説員が来ていろいろ案内してくださいました。
このおじさんはボランティアで解説員をやっているのですが、スカラ座への愛情が半端なく、話がなかなか終わりません(笑)
「私はね誰それの演奏をみたことがあるんだよここで」と実際の経験談に基づく血肉の通ったお話しは力があるなあと思いました。


とまあこのように、このまちでは劇場ごとに個性があり、カラーがはっきりしているのだなということがよくわかりました。
言わずもがなですが、拠点があるっていいなあというオチで。


演出者 伊藤みや

えだみつ3日目!!!

11月23日勤労感謝の日

今朝起きると道路が濡れておりました。

はいっ!!!!!!!!!!!
枝光滞在3日目!!!!!!!

今はビールを片手に書いておりまっす。
(ワークショップを受けてくださるみどりさんからの差し入れ北海道限定サッポロCLASSIC!!大好き!!ありがとうございます!!)

午前中は音響照明の仕込み&すんぷちょサロン。
すんぷちょサロンにて朝早くから熱いお話しを地元の方々と。

お昼はみんなでアイアンシアターご近所の喫茶店がりばーにて山盛りのもやしとポークの生姜焼き。
おいしかったぁ〜。

午後はワークショップ2本!!
1回目のワークショップをやってる最中に小学生3人登場!!
いつも学校帰りに遊びに来るらしい、いいねぇ〜。
びっくりしたのは来て早々に舞台上で踊っていた私たち&ワークショップ受講のみなさんのことを
客席にどっかりと座り『あ、あの人、面白いね』という会話が耳に・・・
わお〜見てるねぇ〜たまらん!!!!
小学生達は数分見たのちワークショップに参加イエイッ!

みんながとにかく踊る!!どんどん踊る!!!
がんがん踊る!!!ゆるっと踊る!!!
ふわっとくるっと・・・・
わぁ〜枝光の人達と私たち踊ってる!!!
そう思いながら一緒に私も踊る踊る!!

体の形をどんどん好きなように変えてケラケラ笑いながら
みんなで声を掛け合いながら全力で体でエネルギーを浴びせあいながら受け合いながら。
ガンガン裏切ってくれるみんな、もちろん良い意味で!!

ワークショップを受けてくれた地元のみなさんだけではなく
仙台から来た私たちもなんだか『あれ・・?』て思うくらい変えられてるかも!!

今日で3日目
毎日、楽しい、て、幸せ、だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

渋谷裕子

2011年11月22日火曜日

えだみつの町と人と

11/22
えだみつに来て二日目。
朝から、公演日のあるくとサロン(11/26)とえだトーク(11/27)の打ち合わせ。えだフェスの芸術監督、市原さんが「東北の人と九州の人が出会って話せる場に」と言うのに、胸が熱くなる。
10時からはアイアンシアターのレジデンスカンパニーのこされ劇場の「枝光本町商店街」を全員で観る。劇場を出て、商店街を2時間歩きながら、街の人達の話を聞くという作品。
優しい和菓子やのおかあさん。八百屋のバナナの叩き売り。肉やのおとうさん。花屋のおばちゃん。洋品店のおとうさん。
最後には町からいなくなってしまった人のことにまで思いが飛んで、ジーンとしてしまった。
ワークショップも始まった。今日は1コマ目、4人。2コマ目7人の参加。
参加者のみなさんがあたたかい!すぐ仲良くなれる。おもしろがっていろいろやってくれる。
作品をおもしろく!というプレッシャーも感じて、さあ、これからが勝負です!

千田みかさ

2011年11月21日月曜日

無事枝光に到着

ARC>T招聘部第2弾。北九州枝光アイアンシアターでの、即興パフォーマンス集団すんぷちょ『midorigo/maek』公演


一部メンバーを除く車移動組5名は、20日の夜21:00過ぎに仙台を出発し、本日17:00過ぎに無事北九州枝光アイアンシアターに到着しました。
別移動のメンツとも合流し、本日は荷下ろしと軽い打ち合わせまでで作業を終了しました。

1600キロほど高速道路南下の旅。車中は交代制ドライバー3名が各々好きな音楽を流しながら、雨降りの朝、雲に隠れる前の朝陽をみたり、時々海が見えたり、休憩でSAやPAに停まる度に遂行してきた『倒立』を写真に撮り、音響担当がツイートする度に全国各地の皆さんから励ましや応援の声が届き、本当にたくさんの元気をいただきました。


24時間を予定していた旅は、目立った渋滞もなく、予定より数時間まいてゴール。

到着しとりあえず私物を持って小屋入りすると、今回の招聘の話を下さった、枝光アイアンシアター芸術監督の市原さんの粋な演出。

ゴールといえば…あの名曲
♪『サライ』が!!!!


思わず持っている荷物を放り出し踊り始め熱唱する一行。


長時間ドライブの疲れが一気にふっ飛び、胸がアツくなった瞬間でした!!

これから一週間、この枝光商店街でアイアンシアターで練り上げられることとなります。
midorigoは震災後せんだい演劇工房10-BOXの再開第一本目に幕を上げた作品でもあります。

私個人としても照明の現場の再開作品でした。

場所と構成が変わり、改めて産まれ直した本作品。

合わせて参加者のかたと一緒につくるmaek。
いろんなことがこのアイアンシアターの舞台上で明日からめまぐるしく繰り広げられ、鮮やかに活きることでしょう。

スタッフとしてメンバーの一員できている身ですが、純粋に楽しみで仕方ありません。

すんぷちょ『midorigo/maek』照明担当
高橋亜希